この選手の「デビューから10年連続ゴールドグラブ」は、イチローに続く史上2人目
過去9年と同じく、ノーラン・アレナード(セントルイス・カーディナルス)は、今年もゴールドグラブを受賞した。
アレナードの前に、二桁のゴールドグラブを手にした選手は、16人を数える。アレナードと同じ三塁手では、ブルックス・ロビンソンとマイク・シュミットがそう。それぞれの受賞回数は、16度と10度だ。また、16人中12人は、10年以上続けて受賞している。アレナードは、二桁受賞の17人目と10年連続受賞の13人目、ということになる。
ただ、アレナードは、2013年にメジャーデビューし、そこから10年続けてゴールドグラブに選ばれている。デビューから10年連続受賞は、他には、2001~10年のイチローしかいない。ジョニー・ベンチの受賞は、新人王に選出された1968年から10年連続だが、デビューしたのは1967年だ。この年は、26試合に出場した。
また、イチローは、メジャーリーグでプレーする前に、1994年から2000年まで、日本プロ野球で7年続けてゴールデン・グラブを受賞している。アレナードは、高校からプロ入りし、マイナーリーグを経てメジャーデビューした。ドラフト順位は、2009年の2巡目・全体59位。コロラド・ロッキーズに指名された。昨年2月のトレードでロッキーズからカーディナルスへ移籍後も、リーグは変わっておらず、ナ・リーグの三塁手としてゴールドグラブを受賞し続けている。
なお、連続受賞を継続中の選手は、アレナードとマックス・フリード(アトランタ・ブレーブス)の2人しかいない。フリードは、3年続けてナ・リーグの投手として選ばれている。
アレナードについては、数日前にこちらでも書いた。
◆「30本塁打7度とGグラブ9度の三塁手は、オプト・アウトせずに残留。契約の残りは5年1億4400万ドル」
ちなみに、こちらで書いた選手は、ゴールドグラブを受賞しなかった。