東京、梅雨はどこへ
今日(4日)の東京は夏空が広がり、12時半に29.1℃を記録、今年一番の暑さとなりました。全国でみても、岡山県の高梁市で33.6℃など、全国の107地点で、30℃以上の真夏日になりました。真夏日が100地点を超えたのは先月24日以来、11日ぶりのことです。
現在、梅雨入りしているのは、沖縄・奄美、九州、四国、中国、近畿、東海、関東甲信地方です。
東京では連日、晴天が続き、梅雨はどうしたのかと、思っている方も多いでしょう。関東甲信地方の梅雨入りの平年日は6月8日頃ですから、そもそも、梅雨に入っていないのかもしれません。
一方で、梅雨入りの発表は、毎日のくもりや雨のことをいっているのではなく、これから大雨の季節になりますよという重要なお知らせなのです、という意見もいただきました。
私も、この考えに賛成です。梅雨入りの時期に関しては毎年のように、早い、遅いと話題になりますが、雨の季節、大雨になりやすい時期になったと捉えたほうがいいと思います。梅雨のことがこれだけ話題になるのは、アナウンスメント効果が大きい裏返しでもあるのですね。
さて、東京の週間予報をみると、この先一週間も、雨らしい雨はなさそうな気配です。それに加えて、先ほど、関東甲信地方には高温に関する異常天候早期警戒情報が発表され、6月9日(日)からの一週間は気温が平年よりかなり高くなる見込みです。
これは夏の高気圧(太平洋高気圧)が強まり、梅雨前線を一気に、日本海まで押し上げてしまう可能性が出てきたからです。梅雨前線の南側は、熱帯の空気、暑さに加えて、湿度がとても高くなります。
雨に一喜一憂し、暑さにも、振り回される日々が続きそうです。