パリ2024パラリンピック水泳日本代表推薦選手。壮行会が、オリンピック代表選考会で開催された!
8月のパリパラリンピックへの日本代表推薦選手が3月10日に選出され、壮行会が、東京パラリンピックの行われた東京アクアティクスセンターで、オリンピック国際大会選考会の最終日(24日)の決勝前に開催された。
パラ水泳日本代表推薦選手
史上初の延期となって2021年に開催された、東京2020パラリンピックから3年。次の舞台であるパリ2024パラリンピックへの準備が着々と進んでいる。
パラ水泳日本代表を決定するための選考会である「(WPS公認)2024日本パラ水泳春季チャレンジレース兼パリ2024パラリンピック水泳競技日本代表推薦選手選考競技会」が静岡で開催され、男子12名、女子10名の計22名が日本代表として推薦が決定、さらに男女各1名が補欠として選出された。推薦された選手たちと選考対象となった種目は、選考レース最終日の3月10日に次のとおり公表された。
【男子12名】
山口尚秀(四国ガス)100m 平泳ぎ SB14、100mバタフライS14
鈴木孝幸(GOLDWIN) 50m自由形S4、100m 自由形S4
窪田幸太(NTT ファイナンス) 100m 背泳ぎS8
木村敬一(東京ガス) 100m バタフライS11
富田宇宙(EY Japan) 100m バタフライS11
荻原虎太郎(セントラルスポーツ)100m背泳ぎS8
日向楓(宮前ドルフィン) 50mバタフライS5
田中映伍(東洋大学) 50m背泳ぎS5
南井瑛翔(近畿大学) 200m 個人メドレーSM10
村上舜也(NECGSC) 混合 4×100mリレーS14
川渕大耀(宮前ドルフィン)400m自由形S9
※齋藤元希(スタイル・エッジ)混合4×100mリレー 49ptリレーメンバーの国際クラス分け受検に伴うもの
【女子10名】
宇津木美都(大阪体育大学)100m平泳ぎSB8
木下あいら(三菱商事) 200m個人メドレーSM14
石浦智美(伊藤忠丸紅鉄鋼)100m背泳ぎS11、50m自由形S11、100m自由形S11
芹澤美希香(宮前ドルフィン)100m平泳ぎSB14
小野智華子(あいおいニッセイ同和損保)100m背泳ぎS11
西田杏(シロ)50mバタフライS7
由井真緒里(上武大学)200m個人メドレーSM5
福井香澄(個人・滋賀県)混合4×100mリレーS14
※辻内彩野(三菱商事)混合4×100mリレー 49pt 国際クラス分け受検
※福田果音(KSG ときわ曽根)100m平泳ぎSB8 国際クラス分け受検
※印=条件付き選考でクラス分けの受験など、2024年6月30日までに、パリ2024パラリンピック競技大会出場資格を満たすことで正式に推薦選手として決定される(3月24日現在)。
また、補欠選手は以下男女・各1名となっている。
松田天空(NECGSC)100mバタフライS14
井上舞美(イトマン大津)200m個人メドレーSM14
オリンピック国際大会代表選考会で、パラ壮行会、デモレースが披露された!
オリ・パラ共通のエンブレムが使用される、パリ2024オリンピック・パラリンピックを前に、日本からオリンピック・パラリンピックへ向かう選手、スタッフが一体感を深めるイベントが開催された。
2024年3月24日、東京アクアティクスセンターでパラ競泳日本代表推薦選手壮行会が、オリンピックなどの国際大会代表選手選考会の最終日の決勝レース前に開催された。
日本パラ水泳連盟の河合純一会長は、パラ代表壮行会開催へのお礼の言葉を述べ、オリンピックを目指す選手同様にパラスイマーも応援してほしいと願いを伝え、日本水泳連盟の鈴木大地会長は、オリ・パラ両選手のパリでの活躍を心から応援すると、パラスイマーを水泳ファミリーとして暖かく迎え入れた。
東京2020パラリンピック金メダリストの木村敬一は、「水泳をする全ての人の憧れである、オリンピック選考会の舞台に立てたこと、そして、私の人生の中で最も幸せな瞬間を過ごした東京アクアティクスセンターで、再び泳ぐ機会を得られとても幸せです。本来ここに立つ権利はないが、障害のあるおかげで立てたというのは、感慨深いものがあります。この舞台で泳げたことは財産です」と記者たちの前で語った。
東京2020オリンピック・パラリンピックを経て、オリ・パラの水泳が一つのスポーツコミュニティとして統合し、国際大会でともに最高峰を目指していく、象徴的な瞬間として日本のスポーツ史に刻まれた。
<参考:木村敬一「私の人生の中で最も幸せな瞬間」>
・Tokyo2020Paralympic 100mButterflyS11 Official movie
・「この日」(PARAPHOTO/秋冨哲生 フォトムービー)
※この記事は、PARAPHOTOに掲載されたものと同じものです。