大谷翔平の「100試合以下で35本塁打&7三塁打」は史上4人目。シーズン全体で50本&10本なら…
7月18日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、シーズン7本目の三塁打を打った。
前々日、ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)に並ばれたものの、再び1本差をつけ、三塁打の単独トップに立った。ア・リーグだけでなく、ナ・リーグにも大谷に並ぶ選手はいない。
エンジェルスは、96試合を終えたところだ。
スタッツ・センターによると、チームの開幕から100試合以内に、35本以上のホームランと7本以上の三塁打を打った選手は、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、ジミー・フォックスに続き、大谷が4人目だという。
チームが100試合を終えた時点で、ルースは、1920年が36本塁打と8三塁打、1921年が41本塁打と9三塁打、1928年は41本塁打と7三塁打を記録していた。ゲーリッグは、1927年に35本塁打と12三塁打。フォックスは、1932年に41本塁打と7三塁打だ。
3人目のフォックスと4人目の大谷の間には、90年間のブランクがある。また、ルース、ゲーリッグ、フォックスは、いずれも殿堂入りしている。
彼らがシーズンを終えた時のホームランと三塁打は、それぞれ、ルースが54本&9本、59本&16本、54本&8本、ゲーリッグが47本&18本、フォックスは58本&9本だった。
1シーズンに50本以上のホームランと二桁の三塁打を記録した選手は、1921年のルースと1955年のウィリー・メイズしかいない。今から68年前、メイズは、51本のホームランと13本の三塁打を打った。
40本塁打以上&二桁三塁打は、以下のとおり。
このなかで殿堂入りしていないのは、まだ投票にかかったことがないカーティス・グランダーソンだけだ。
なお、本数を問わず、同じシーズンに本塁打王と三塁打王の選手については、こちらで書いた。