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大谷翔平は2試合おきにホームランを打つ「0本→0本→1本」を3度繰り返し中。このパターンが続くと

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Aug 12, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 今月に入ってから、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、「定期的」にホームランを打っている。

 各試合のホームランは、1本→0本→0本→1本→0本→0本→1本→0本→0本→1本だ。今月1試合目の2日にホームランを打った後は、「0本→0本→1本」という3試合のスパンを、3度繰り返している。

 もちろん、偶然に過ぎないのだろうが、このパターンが今後も変わることなく続くと――例えば、ここからの2試合、8月13日と14日はホームランがなく、15日はホームランが1本といった具合に――あと14本のホームランを打ち、シーズン全体では50本塁打に到達する。

 ちなみに、ドジャースは119試合を終え、大谷は36本塁打を記録しているので、現時点では3.31試合に1本のペースだ。これを162試合に換算すると、49.01本塁打となる。

 また、「0本→0本→1本」のパターンは、同時に、「0打点→0打点→2打点」のパターンにもなっている。それぞれのホームランは、ソロ、2ラン、2ランだが、ソロの試合はその前に犠牲フライを打ち、計2打点を挙げた。

 こちらのパターンが最後まで続いていくと、あと28打点を積み上げ、ここまでの85打点と合わせ、シーズン全体では113打点となる。

 119試合で85打点は、1.40試合に1打点のペースだ。こちらは、162試合に換算すると、115.71打点。「0打点→0打点→2打点」のパターンを繰り返した場合よりも、少し多い。

 一方、8月の10試合は、4本塁打と9打点――1試合目は3ラン本塁打――ながら、42打数8安打、打率は.190だ。シーズン全体の打率は、7月を終えた時点の.309から.298まで下がっている。

【追記:8/14】

 8月13日、大谷は、前日に続き、ホームランを打った。これを書いている時点で、試合はまだ終わっていない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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