ドジャースの本塁打王と打点王は誰が最後!? 大谷翔平が今年獲得すると何年ぶり!?
今シーズンも、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、本塁打王を獲得するだろう。ここまでに46本のホームランを打ち、リーグ2位のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)に9本の差をつけている。
本塁打王に加え、打点王もあり得る。101打点はリーグ1位タイ。ウィリー・アダメス(ミルウォーキー・ブルワーズ)と並んでいる。
ドジャースでプレーしたシーズンに、リーグ最多のホームラン、リーグ最多の打点を記録した選手は、それぞれ、以下のとおり。ここには、リーグ最多タイも含んでいる。なお、打点が公式記録となったのは、1920年だ。
ドジャースがブルックリンからロサンゼルスへ移転した1958年以降に限ると、本塁打王は2人、打点王は3人しかいない。
現時点ではドジャース最後の本塁打王である、2011年のマット・ケンプは、そのシーズンに打点王も獲得した。39本塁打と126打点のケンプに次ぐ2位には、38本塁打と120打点のプリンス・フィルダーが位置した。ケンプは、2位タイの40盗塁も記録し、「40-40」まで1本塁打に迫った。
2011年のケンプは、MVP投票2位。受賞したライアン・ブラウンは、後に薬物使用が発覚し、ケンプは、ブラウンのMVPを剥奪すべきだと発言したが、そうはなっていない。
ドジャース最後の打点王は、10年前のエイドリアン・ゴンザレスだ。27本のホームランは、本塁打王のジャンカルロ・スタントン(当時マイアミ・マーリンズ/現ニューヨーク・ヤンキース)より10本少なく、順位は6位ながら、116打点はトップ。2位は、105打点のスタントンだった。
また、打点王のうち、1962年にトミー・デービスが挙げた153打点は、ドジャースのシーズン記録でもある。1953年のロイ・キャンパネラを上回った。
一方、ショーン・グリーンは、2001年に49本のホームランを打ち、ドジャースのシーズン記録を樹立したが、本塁打王は獲得していない。このシーズンのリーグ・トップ3は、73本塁打のバリー・ボンズ、64本塁打のサミー・ソーサ、57本塁打のルイス・ゴンザレス。グリーンとトッド・ヘルトンの49本塁打は、この3人に次いだ。
ドジャースの選手が記録したシーズン本塁打の歴代トップ10については、こちらにリストを掲載した。今シーズンの大谷は、現時点では4位に位置している。
◆「大谷翔平は41本目を打つと「ドジャースのシーズン本塁打歴代トップ10」にランクイン。1位は49本」
ちなみに、アダメスが打点王を獲得すると――複数の選手がタイトルを分け合うこともある――ブルワーズでは、2009年に141打点のフィルダー以来となる。