ジャッジと大谷に続き、今年3人目の40本塁打到達。スイッチ・ヒッターとしては史上8人目、12度目
9月9日、アンソニー・サンタンデア(ボルティモア・オリオールズ)は、シーズン40本目のホームランを打った。
なお、これまでの記事では「サンタンダー」と表記していたが、以降は「サンタンデア」とする。後者のほうが発音に近いと判断した。
今シーズン、40本塁打に到達したのは、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)と大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)に続き、サンタンデアが3人目だ。3人とも、打の左右は異なる。ジャッジが右打者、大谷が左打者、サンタンデアはスイッチ・ヒッターだ。左打席で29本塁打と、右打席で11本塁打を記録している。
1シーズンに40本以上のホームランを打ったことのあるスイッチ・ヒッターは、サンタンデアを含めても、8人しかいない。ミッキー・マントル(4度)、トッド・ハンドリー、ケン・カミニティ、チッパー・ジョーンズ、ランス・バークマン(2度)、マーク・テシェーラ、カルロス・ベルトランに、サンタンデアだ。
今オフ、サンタンデアは、FAになる。年齢は、10月で30歳だ。今シーズンほどではないものの、過去2シーズンも、ホームランは少なくなかった。2022年が33本塁打、2023年は28本塁打だ。
ただ、大型契約を得られるかどうかには、疑問符がつく。今シーズンの出塁率は.310に過ぎず、昨シーズンの.325以外は、いずれも.320を下回っている。選球眼がよくないのに加え、外野の守備もうまいとは言い難い。
9月9日を終え、シーズン20本塁打以上の選手は、以下のとおり。
スイッチ・ヒッターに限ると、両リーグ・トップ5は、40本塁打のサンタンデア、34本塁打のホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)、ともに30本塁打のフランシスコ・リンドーア(ニューヨーク・メッツ)とケテル・マーテイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、29本塁打のカル・ローリー(シアトル・マリナーズ)となる。