ジャッジの「三冠王」が、いよいよ現実味を帯びてきた!? 打率はトップと8厘差
9月16日、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、4打数2安打を記録し、シーズン打率を試合前の.310から.311とした。一方、ア・リーグで最も打率の高いルイス・アライズ(ミネソタ・ツインズ)は、別の試合で4打数1安打。シーズン打率は.320から.319となった。
5日前に「ジャッジは「三冠王」の可能性もあり!? 本塁打と打点は1位、打率は4位」で書いた時よりも、アライズとジャッジの打率の差は縮まっている。現在は1分未満の9厘差8厘差だ。ジャッジの上には、打率.315のザンダー・ボガーツ(ボストン・レッドソックス)と打率.312のホゼ・アブレイユ(シカゴ・ホワイトソックス)もいるものの、ジャッジの三冠王は、可能性があるだけでなく、現実味を帯びてきたようにも見える。
ジャッジは、57本のホームランを打ち、ア・リーグの他の選手に20本以上の差をつけている。こちらもトップの123打点は、2位のホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)と12打点差だ。
ヤンキースは18試合、ツインズは19試合を残している。ここまで、1試合の平均打数は、ジャッジが3.69、アライズは3.81だ。2人とも、残る試合のすべてに出場し、それぞれ、あと66打数(3.69×18)と72打数(3.81×19)の場合、ジャッジが66打数26安打(打率.394)、アライズが72打数23安打(打率.319)なら、シーズン打率は.321と.319となり、ジャッジがアライズを上回る。
直近の15試合は、ジャッジが54打数25安打(打率.463)、アライズは61打数19安打(打率.311)だ。
なお、ジャッジがリーグ・トップに位置するスタッツは、ホームランと打点だけではない。119得点、90四球、17敬遠四球、80長打、355塁打、出塁率.415、長打率.687、ISO.375、9.1打数/本塁打、OPS1.102などもトップだ。