コロナで家計が激変!無料でお金の相談ができる駆け込み寺は?
最近、コロナショックから家計の見直しをしたいといった「ライフプラン」の相談を受ける機会が増えました。
ライフプランとは、「人生設計」ですが、ファイナンシャル・プランナーが扱うのは、その中でもお金の部分です。たとえば、理想的な人生を送るためには老後までどれくらいお金が必要で、そのお金をどうやって準備すればいいのか、などのアドバイスを行います。
欧米人や中華系の人など外国人は個人バランスシート(資産と負債がどれくらいあるかを示すもの)を作っている人も多く、人生において用意周到です。日本人の場合、ファイナンシャル・プランナーに相談する段階で、自分たちの資産の全体像を正確に把握できていて、将来どうしたいか、といったプランが明確な人はとても少ない印象です。夫婦がお互いの貯蓄について把握していない、加入している貯蓄型の保険の解約返戻金や内容がわかっていなかったりはよくある話です。将来についても、どこに住みたいかなど、なんとなく考えている人はいますが、具体的な資金計画までは立てていない場合が大半です。
計画的な欧米人や中華系は、「老後はこの国に住みたい」「医療サービスを受けるならこの国」「金融サービスはこの国」といったように、将来の計画をグローバルな視野で、具体的に考えている人も非常に多いです。
もちろん、漠然とした不安があるだけで、何をどうしたらいいかわからない人、金融リテラシーにまったく自信がない人も、どんどんファイナンシャル・プランナーに相談して大丈夫です。ただ、自分を知り、資産の全体像を明らかにすること、なるべく具体的な質問や要望を伝えることを意識したほうが、より的確なアドバイスを受けられるということは、間違いありません。
また、無料のコラムや動画などで学んでから相談を受けると相談時間を短縮できます。通常、専門家はタイムチャージを取ることが多いため、お互い準備をした状態の方がかかるお金を減らすことができるのです。
この動画はFPに相談する前に整理をしたようがよいところを掲載しています。もしよかったらご活用ください。
さて、通常、FPなどの専門家に相談をする際には有料ですが、無料の体験も行うことも可能です。
日本FP協会では、FPへの体験相談を1回限り無料で行っています。
実施地区(全国8カ所)札幌、仙台、東京、名古屋、金沢、大阪、広島、福岡
そのほか、FP無料体験相談(電話)もあるために家計が変わってしまったという人は利用をしてみるのも手でしょう。
また、便利ツールで家計をチェックなど一般的なことは自分で診断ができるようになっています。プロに作ってもらうと数万円かかるのが一般的なのでシンプルな家計の整理の場合はご自分でやってみるのも一つでしょう。
くらしとお金の基本を学ぶ 金融経済教育用小冊子一覧も非常に役に立ちます。無償ダウンロードできるものもあるためにご活用ください。
普段から地に足がついた人生設計を心がけておけば不況になっても慌てふためく必要はありません。普段から収入の全てを使わないようにし、バッファーを残しておけば、困った時に使うこともできます。お金に困らないためにも定期的に専門家を活用するなど、自分だけで問題を抱え込まないようにしたいものです。