スタッツ社はツイッターで「８月７日はMLBヒストリーのビッグ・デー！」と謳い、この日に達成されたマイルストーン（金字塔）を紹介した。

　1999年８月７日はフランク・トーマスの300本塁打とウェイド・ボッグスの3000安打。2004年８月７日はグレッグ・マダックスの300勝。2007年８月７日はバリー・ボンズの756本塁打。2016年８月７日はイチローの3000安打。2017年８月７日はマイク・トラウト（ロサンゼルス・エンジェルス）の1000安打。ボンズはハンク・アーロンを抜き、歴代単独１位に立った。

　そして、今年はバートロ・コローン（テキサス・レンジャーズ）が246勝目を挙げ、ラテン・アメリカ生まれの最多勝に並んでいたデニス・マルティネスを抜いた。トラウトの1000安打は通過点――彼のキャリアの歩みからすれば――に過ぎないかもしれないが、これだけ揃うと壮観だ。

　ちなみに、８月７日はトラウトの誕生日だ。他にも、デーブ・ウィンフィールドは1990年８月７日に2500本目のヒットを打った（3000安打は1993年９月16日）。ボッグスの前日には、トニー・グウィンが3000安打に到達している。

　ただ、８月７日に生まれたマイルストーンは多いものの、他の記録はそうでもないようだ。例えば、ノーヒッターとサイクル・ヒットは１度ずつしかない。前者は1899年８月７日にビク・ウィリス、後者は1963年８月７日にジム・ヒックマンが達成した。

　また、８月７日に１試合４本塁打を記録した選手はいない。惜しかったのは、２年前のマニー・マチャド（現ロサンゼルス・ドジャース）だ。2016年８月７日、ボルティモア・オリオールズにいたマチャドは、１回表、２回表、３回表に３打席続けてホームランを打ち、１試合４本どころか新記録の５本にも期待がかかったが、その後は３打席とも凡退した。