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ニンテンドー3DSとWii U 実際どのくらい遊ばれている?

河村鳴紘サブカル専門ライター
(写真:ロイター/アフロ)

 任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」と、家庭用ゲーム機「Wii U」の各ソフトのオンラインプレー、インターネット通信を使ったサービスが9日に終了。ネットでは両ゲーム機のオンラインでのプレーを懐かしむ声がネットで話題になりました。

 同時に「3DSやWii Uは、どのくらいの割合で遊ばれているのだろう」と気になる人もいるのではないでしょうか。実は、定点観測しているデータがあります。ゲーム業界団体の「コンピュータエンターテインメント協会(CESA)」が発行している書籍「2023CESA一般生活者調査報告書」によると、2022年のデータではありますが、実際に遊んでいるゲーム機について尋ねた設問があります。

 トップは(言うまでもなく)ニンテンドースイッチの22.8%で、ぶっちぎりでした。そして2位はニンテンドー3DSの10.2%、続いてプレイステーション4の6.6%、Wii Uの5.3%となります。ちなみに2022年の当時、国内の品不足に苦しんだPS5は、2.4%にとどまっています。

 上記データは、あくまでゲームを遊んだことについてです。従ってオンラインサービスの利用そのものを聞いているわけではありませんが、少なくとも3DSやWii Uがゲームファンに楽しまれている実態が浮かび上がります。今回のサービスの終了を受けて、両ゲーム機の稼働割合にどう影響を及ぼすのか、大変興味深いところです。

 なお、2015年の「一般生活者調査報告書」でも同じ質問があり、その時もプレーするゲーム機を尋ねています。1位は「Wii」の13.2%、2位は3DSの12.7%でした。3DSの息の長い活躍に、改めて驚かされます。

サブカル専門ライター

ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルを中心に約20年メディアで取材。兜倶楽部の決算会見に出席し、各イベントにも足を運び、クリエーターや経営者へのインタビューをこなしつつ、中古ゲーム訴訟や残虐ゲーム問題、果ては企業倒産なども……。2019年6月からフリー、ヤフーオーサーとして活動。2020年5月にヤフーニュース個人の記事を顕彰するMVAを受賞。マンガ大賞選考員。不定期でラジオ出演も。

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