親に向いている人、いない人。生まれつき性格にみる「大人タイプ」と「子どもタイプ」
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「親に向いている人、いない人」というテーマでお話ししたいと思います。
世の中には、生まれつき、親に向いている人と、親に向いていない人がいます。
親に向いている人は、子育てする本能を強く持ち合わせています。
親に向いてない人は、子育てする本能が弱いです。
この記事をご覧のあなたは如何でしょう?
親に向いていますか? それとも親に向いてないですか?
そして、子育てする本能は、強く持っていますか? 弱くしか持ってないってことはないでしょうか?
生まれてきた我が子を見て、文句なしに「可愛い。子育て、頑張ろう!」と思える人は、親に向いている可能性が高いです。逆に、生まれてきた我が子を見て、「大丈夫かしら、私にちゃんと育てられるかしら…」と思う人は、親に向いていない可能性が高いです。
では、どんな人が、親に向いているのでしょうか?
子育てに向いているのでしょうか?
ズバリそれは、大人タイプのお母さんタイプ(エニアグラムのタイプ2)です。
お母さんタイプ(エニアグラムのタイプ2)は、
生まれつき、母性が強く、子どもを育てることに向いているのです。
他のタイプ、特に子どもタイプである長男タイプ(エニアグラムのタイプ7)や長女タイプ(エニアグラムのタイプ1)や二男タイプ(エニアグラムのタイプ3)や二女タイプ(エニアグラムのタイプ6)や末っ子タイプ(エニアグラムのタイプ4)は、親に向いているとは言えません。子どもを育てる本能が弱いからです。
じゃあ、子育てに向いているお母さんタイプは、子育てが上手いか? というと、そうとは言えないです。お母さんタイプは、他のタイプに比べ、子育てを苦にすることが少ないのですが、だからと言って、子育てが上手いとは言えません。
何故なら、お母さんタイプは、本能のおもむくままに子育てしがちだからです。
ハッキリ申し上げて、人間は、本能のおもむくままに子育てしてはいけません。
他の動物は、本能のおもむくままに子育てしていけばいいのですが、人間だけは、本能のおもむくままに子育てしていってはいけないのです。
何故なら、人間は、本能がぶっ壊れているからです。
大切なことなので、もう1度言います。人間は本能がぶっ壊れているので、本能のおもむくままに子育てしていってはいけないのです。
もしも、人間の本能がぶっ壊れてないのであれば、法律なんかいりません。社会のルールもいりません。おのおのが、自分の本能のままに生きていけば、それで事足ります。
でも、それではダメですよね。社会が成立しないですよね。人間は、本能がぶっ壊れているので、本能のおもむくままに生きていってはいけないのです。人間は、本能のままではなく、きちんと理性を働かせ、しっかりと法律を守り、社会のルールに従って生きていかなければならないのです。
話を戻します。
人間は、本能のおもむくままに子育てしていってはいけません。
人間は、他の動物と違って、子育てを、勉強しながら、学びながら、人から教わりながらやらないといけないのです。
人間は、我流で子育てしてはいけないのです。他の動物と違い、人や本から教わらないと、うまく子育てが出来ないのです。それが人間という生き物です。
お母さんタイプ(エニアグラムのタイプ2)は、他のタイプに比べ、子育てする本能を強く持ち合わせています。だから、つい我流で子育てしてしまいがちです。親に向いている筈のお母さんタイプ(エニアグラムのタイプ2)が、子育てで失敗してしまうことがあるのは、そういう理由からです。
いっぽう、お母さんタイプ以外の人は、子育てする本能を強く持ち合わせていません。よって、自分の子育てに自信が持てません。だから、お母さんタイプ以外の親は、人に聞いたり、本を読んだりして、子育ての勉強をすることが多いのです。
その結果、どうなるか? と言いますと、子育てに向いていない筈のお母さんタイプ以外の人のほうが、子育てに向いている筈のお母さんタイプより、子育てに成功したりします。
ですから、この記事をご覧のあなたに強く言いたいのですが、自分が親に向いてないからといって、子育てに向いてないからといって、どうぞガッカリしないでください。
親に向いてないあなたでも、子育てに向いてないあなたでも、上手に子育てすることは可能です。しかも、親に向いてない人、子育てに向いてない人は、子離れも上手です。
親に向いてない人は、そんな自分を卑下したり嫌悪しないでください。
今日は、そのことが言いたくて、この記事を書きました。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。