わざわざ行く価値あり！大人な東京パン旅をナビゲート！

旅するパンマニア　片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは！」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。

今回紹介するエリアは東京都・荻窪。
JRで行く場合の最寄り駅は荻窪駅、東京メトロ丸の内線を利用するなら南阿佐ヶ谷駅なのですが、どちらも徒歩で20分くらいはかかります。そう、決して利便が良いというわけではないのですが、平日の昼間から行列ができている人気のお店が天然酵母のパンZermatt（ツェルマット）

善福寺川沿いにあるコチラのお店、朝は10時からオープンしていて食パンやサンド、惣菜系から甘い系まで幅広いラインナップ。店名にもある通り、天然酵母を使用したパンのようです。

サバサンド、桜クロワッサン、こっぺぱんを実食

外の黒板に大人気と紹介されていて気になったサバサンド。もちもちのチャバタに塩焼きサバ、トマト、ケイパー、アーリーレッド、レタスを挟んだ店長イチオシらしいサンドイッチ。チャバタの生地はもっちり歯切れ良く、クラム（内側）は弾力あり、焼き色がついていないからこそ逆に具材の味を最大限に生かしているのが分かります。脂ののったサバをさっぱりした口当たりにしてくれているアーリーレッド良い働きしていました。

こちらのお店はクロワッサンに力をいれているのか、私が行った時点でもプレーンの他に5種類アレンジクロワッサンがありました。どれもこれも美味しそうだったのだけれど、せっかくなので季節限定の桜クロワッサンにしてみました。生地はゴマが一緒に練りこまれていて、さっくりしていながらも飲みこみ時にじゅわりとバターのコク、ごまの香ばしさが口内に広がります。桜餡と苦みも感じるシソとの相性も良き。上にのせた桜の塩漬けが良いアクセントになっておりましたよ。

売り上げナンバー１だという、こっぺぱん。前に並んでいた方が大量買いをされていて気になり購入してみたパン。手のひらサイズで、内層はキメがつまっており、ミルキーな味わいなのでこのまま食べても美味しいです。ふんわりというよりは、素朴でしっかりした食感なので何かをサンドしても良さそう。なにより1個80円というのが嬉しすぎます！

イートインスペースはなくテイクアウトのみ。店前に簡単なベンチはあるけれど、基本的に人が並んでいると思った方が良さそうなのでその場で食べることはちょっと難しそう。週末はさらに混むらしいのでご興味ある方は平日の昼間に行ってみてください。