フランスに本拠地を置くアコーホテルズのハイクラスホテルブランド「プルマン東京田町」では、秋色に染まったアフタヌーンティーを用意。和栗と洋栗をはじめ、巨峰やイチジク、リンゴなど、ティースタンドの上で繰り広げる紅葉と共に愉しめます。　

≪ハイクラスホテルで愉しむ午後のひととき≫

秋のアフタヌーンティーは2023年9月1日（金）から11月30日（木）まで。途中10月25日（水）から10月31日（火）は、ハロウィンのアフタヌーンティーとなります。

JR田町駅より徒歩1分。駅からペデストリアンデッキを歩くと、フロントがあるホテル2階の玄関にアクセスします。

メインダイニング「KASA（カサ）」でいただく秋のアフタヌーンティーは、スイーツ7種類と日替わりで入れ替わるセイボリー4種類。14時30分から16時30分までのスイートタイム限定です。

18種類のドリンクは1時間飲み放題。そのうちドイツの名門『ロンネフェルト』の紅茶が14種類も用意され、サンプルの香りを確かめてから選びます。普段そこまで意識していなかった紅茶の香りが愉しめる。ちょっと優雅なひと時でした。

≪秋の風味を楽しむ最上段≫

手前から時計回りに、「巨峰のヴァシュラン」、「林檎のタルトタタン」、「洋栗のパンナコッタ」、「炭とイチジクのシュークリーム」と、最上段には秋の味覚を閉じ込めた美しいスイーツが並びます。

洋栗の風味が広がるパンナコッタはフワトロの柔らかさ。ココアで作ったパリパリのパボットや、紅葉を思わせるラングドシャの葉っぱがアクセント。

意外性たっぷりの「巨峰のヴァシュラン」は、カシスの入った紫色のメレンゲの中に巨峰のコンポートが仕込まれ、ホイップクリームやカシスのチュイルで飾るほか、一番上には紫蘇の葉が飾られます。サクサクのメレンゲや、紫蘇と巨峰のマリアージュを楽しめます。

今まで体験したことのない新食感のスイーツが「炭とイチジクのシュークリーム」。イチジクのコンフィチュールと、墨の香りをつけたカスタードクリームが入るシュークリームには、周囲にカカオをまぶしたフレッシュなイチジクをトッピング。炭の香りとカカオとが、独特の風味を添えていました。

≪じっくりと味わっておきたい２段目≫

中段には、手前から時計回りに「洋梨とショコラキャラメルムース」と「洋栗と花豆のケーク」、そして「和栗とバイマックルのケーキ」が並びます。

丸く仕上げられた「洋梨とショコラキャラメルムース」には、洋ナシのジュレやキャラメルとチョコレートのムースが入り、キャラメルのグラッサージュで艶々に輝きます。添えられた金箔が上質さを添えていました。
白い糖衣をまとった「洋栗と花豆のケーク」は、しっとりとしたパウンドケーキに、ほくっと食感の花豆が入ります。

和栗の芳醇な香りとヘーゼルナッツの食感が楽しい秋を感じる一品。東南アジアのハーブ「バイマックル」のムースと、チョコレートクリーム、ヘーゼルナッツのスポンジを合わせた3層の生地に、和栗のクリームが絞られます。

≪何度でも楽しめる日替わりのセイボリー≫

20種類ほど用意されたセイボリーの中から、シェフが日替わりで4種類をセレクト。この日は手前から時計まわりに「エンパナーダ」、「マカロニサラダ」、「パテ」、「パンプキングラタン」の4品。どれもコースディナーに出せるほどの美味しさです。

ちょっとスパイシーなパテには、ピクルスや粒入りマスタードをトッピング。ジェノベーゼ風味のマカロニサラダは、爽やかなバジルの香りがアクセント。

スペインのパン「エンパナーダ」は、ひき肉やチーズなど濃厚な味つけの具材が入り、パルミジャーノレッジャーノチーズがかかります。
どのセイボリーも、甘いスイーツの合間に美味しくいただくことができました。思いのほかボリュームのあるアフタヌーンティーで、夕食は軽めにすますことにしました。