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連休中が見頃! 「紅葉が美しい温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

11月3日からの三連休、北・東日本を中心に紅葉が見頃を迎えるエリアは多い。

美しい紅葉を愛でながら、温泉でのんびりできたら最高だ。今の時期しか味わえない贅沢な時間である。

そこで、紅葉が美しい東日本の温泉地を5カ所紹介したい。

蔵王温泉(山形県)

標高880メートルに位置する歴史ある温泉地。白布温泉、高湯温泉とともに「奥羽三高湯」のひとつに数えられる。秋は紅葉、冬は樹氷が絶景。温泉街から延びるロープウェイに乗って、紅葉狩りも楽しめる。温泉街には小さな民宿、ペンションから温泉旅館まで100軒ほどの宿泊施設があり、ニーズや予算に合った宿を選べる。質の高い共同浴場が3つあり、なかでも川原湯共同浴場は足元湧出泉。

鳴子温泉郷(宮城県)

鳴子温泉郷は、鳴子を中心に東鳴子、川渡、中山平、鬼首の5つの温泉地で構成される。最もにぎやかなのは鳴子温泉で、湯の街情緒もある一方、東鳴子や川渡は湯治場の素朴な風情が魅力。「鳴子峡」は東北屈指の紅葉スポット。近くの中山平温泉から鳴子峡散策に出かけるのもよい。

紅葉時期には周囲の木々が赤や黄色に染まる
紅葉時期には周囲の木々が赤や黄色に染まる

小安峡温泉(秋田県)

皆瀬川がつくった深いV字の谷「小安峡」は紅葉の名所。谷底から源泉や蒸気が激しく噴き出す「大噴湯」は人気の観光スポットでもある。赤や黄色に色づいた渓谷と、轟音とともに白い湯けむりを上げる大噴湯のコントラストが美しい。遊歩道が整備されているので、紅葉を見ながら散策できる。

蔦温泉(青森県)

蔦温泉旅館は、奥入瀬渓流入口近くに佇む歴史ある秘湯。湯船の底から湧き出す「足元湧出泉」を複数もつことで、温泉好きから圧倒的な支持を受けている。宿からも近い「蔦沼」は真っ赤に染まった紅葉が湖面に映り、幻想的な景色を拝める。紅葉の名所である奥入瀬渓流とともに楽しみたい。

伊香保温泉(群馬県)

関東を代表する温泉地のひとつ。365段の階段に沿って形成される温泉街が有名だが、紅葉の時期は、湯元である河鹿橋付近のモミジなどが一斉に赤く染まる。夜はライトアップされ、幻想的である。近くの日帰り入浴施設「伊香保露天風呂」とともに楽しみたい。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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