【自分のことを話さない人、自分のことを話そうとしない人の心理】をプロ心理カウンセラーが考察します。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「自分のことを話さない人」というテーマでお話したいと思います。
では早速。
世の中には、自分のことをよく話す人がいるいっぽう、自分のことを話さない人、自分のことを話そうとしない人がいます。
自分のことを話さない人は、どうして自分のことを話そうとしないのでしょうか?
これには、いろんな理由があります。
ひとつめは、自分に自信がない人です。自分に自信がないため、自分になど、誰も興味がないだろうと考え、それで自分のことを話そうとしないのです。こういう人は、自分に自信を持てば、自分のことを話すようになります。
ふたつめは、秘密主義の人、用心深い人です。人に自分のことを話して、それが「下手に周囲の大勢の人に知られたらどうしよう?」「自分の生活の安全が脅かされるのではないか?」と考える人です。こういう人は、自分のことを話したがりません。よっぽど親しい人であれば別ですが、基本、自分のことを話そうとしません。逆に言えば、親しい間柄になれば、話してくれるということです。
みっつめは、人に自分のことを理解してもらおうという気がそもそもない人です。多くの人は、自分のことを知って欲しい、自分のことを理解して欲しいという欲望を持っており、それが満たされると喜びを感じるものなのですが、
世の中には、自分のことを理解されたい欲求の少ない人がいて、そういう人は、自分のことを、基本、話そうとはしません。
よっつめは、否定されたくない、誤解されたくないという欲求が強い人です。自分のことを話すのはやぶさかではないが、自分のことを話して、否定されたらどうしよう、誤解されたらどうしようと考える人です。こういう、否定されたくない、誤解されたくない欲求が強い人は、通常、自分のことを話しません。けれど、聴く側が熱心に耳を傾ければ、たくさん話をしてくれます。
いかがでしょう?
今4つご紹介しましたが、あなたはいかがですか?
自分のことをよく話す人ですか? それとも話そうとしない人ですか?
そして、あなたの隣人はいかがですか?
自分のことをよく話す人ですか? それとも話そうとしない人ですか?
ここでいったん整理します。
大きく分けると、自分のことを話さない人は、二通りです。
自分のことを話したいという欲求が、そもそも小さい人、少ない人。
そして、もうひとつは、
自分のことを話したいという欲求はあるけども、話さそうとしない人です。
自分のことを話したいという欲求が小さい少ない人は、聴き手が熱心に話を聴いても、自分のことを話そうとはしてくれません。それが特徴です。
いっぽう、自分のことを話したいけれど、話そうとしない人は、聴き手が上手に話を聴けば、たくさん話をしてくれます。それが特徴です。
キャラ(生まれつき性格)診断でいえば、
おじいさんタイプは、自分のことを話そうとしないし、人のことも聴こうとしません。
おばあさんタイプは、自分のことを聞かれれば話しますが、自分から積極的に話そうとはしません。
お父さんタイプは、自分のことを熱心に聴かれれば話しますが、熱心に聴かれなければ話そうとしません。
お母さんタイプは、自分のことを、誰も聴いてなくてもよく話しますが、本当に悩んでいることについては、あまり話そうとしません。
長男タイプは、自分のことをよく話しますが、心の奥底にある、特に暗い部分については、滅多に話しません。
長女タイプは、聞かれない限りは、自分のことを話したがりません。
二男タイプは、人の話はよく聞きますが、ごく親しい人にしか自分のことを話しません。
二女タイプは、自分のことはよく話しますが、本性は見せません。
末っ子タイプは、自分の話を聴いてもらいたいと思っていますが、しっかり話を聴いてくれる人にしか話をしようとしません。
以上です。
「ご自分のタイプがわからない、ご自分のタイプが知りたい」とおっしゃる方は、どうぞキャラ診断アドバイザーをお訪ね下さい。
というわけで、今日は、「自分のことを話さない人」というテーマで、お話させていただきました。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。