週3日お昼のみの営業〈希少な存在の豚骨ラーメン店〉は、さらにお休みも多く幻のような営業スタイル
福岡市中央区天神からも徒歩圏内。長浜ラーメンの発祥地「長浜」の一角にある〈らあめん坊主〉。長浜ラーメンというよりも、揚げニンニク入りなのでどちらかというと熊本のラーメンに近い感じの豚骨ラーメンで、創業年は分からないけど、古くからあるので、少なくとも20年くらいにはなると思われる。カウンター席がメインで6席ほど。4人掛けのテーブル席が一つなので、二人までくらいでの訪麺がおすすめ。
縄暖簾とのぼり旗があれば開店のしるし
なぜか臨時休業も多く、本当に開店しているだけでも希少性のあるお店。SNSなどで告知等もされていないようなので、情報がまったくないお店でもある。なので、店先に行くまでは、開いているかどうかが分からないので「一か八か」的な要素とか「運試し」的な要素のつもりで訪麺するようにしている。というか、何度も来て「臨時休業」をたびたび経験しているので、慣れっこだし、なんなら、もしお休みだった場合の「次の候補」もあらかじめ決めてから〈らあめん坊主〉へと向かう習慣になっている。
現在の営業は「毎週木・土・日」の週3日間
以前までは、週4日の営業だったので、さらに厳しさを増した感じで年中「臨時休業」という雰囲気が漂ってきていて、これでまた希少性が高まり、何とかして食べたい、という思いが溢れてくる今日この頃だ。
営業時間はお昼の「11時30分〜15時00分」
営業時間はお昼の「11時30分〜15時00分」のみで、現在、夜営業はおこなわれていない。また、11時30分キッカリに開店するワケではないので、営業前に到着した際は、少々お待ちいただくこともあるのでご注意を。
最高値は全部乗せ的「煮卵のりらあめん600円」
さて、入口を入って左手になる券売機での選択は、いつもの「煮卵らあめん550円」を発券。他にベーシックな「らあめん450円」と「のりらあめん500円」があり、最高値は全部乗せ的な「煮卵のりらあめん600円」。それでも600円と、かなりお安い値段設定。そのお値段のせいもあり、一度間違えて「煮卵のりらあめん」を発券してしまい、着丼まで気づかず、そのビジュアルにびっくりした記憶がある(その時の写真が以下)。トッピングは「煮卵120円」で「替玉100円」もある。
サイドメニューは「ギョーザ・白めし・肉めし」
お昼のセットメニューはなく、サイドメニューが「ギョーザ250円」「白めし120円」「肉めし350円」があり、注文される方も多いよう。あとはドリンク類で「ビール450円」と「ジュース150円」のみ。
カウンター前の厨房の中では、調理担当の店主と注文・配膳・調理補佐の店員のお二人で切り盛り。らあめん作りは着丼まで少し時間が掛かる感じで、一杯一杯かなり丁寧に湯切りや盛り付けをおこなう印象。ちなみに替玉は、平ザルで直接、丼に投入される昔ながらのスタイル。
待つことしばし、着丼「煮卵らあめん」
今回の着丼は「煮卵らあめん」。煮卵がおでんの玉子のようなしっかり火の通ったタイプで味もしっかり。個人的はとても美味しくて好みだけど、今時の半熟系とは違っているので、こちらもご注意を。
スープは臭みも主張も少なめなあっさり系ではあるものの、デフォルトで揚げニンニク(ニンニクチップ)が入っているので、それが香ばしく熊本のラーメン的な個性で美味しい。麺はかなりな細麺なので、極細麺と言ってもいい感じ。あっさりとしたスープには、とてもよく似合う美味しい麺。
もし、行かれる機会がありましたら、週3日・お昼のみの営業と、それだけでも希少性があるのと同時に、さらに臨時休業も多いという不思議なお店なので「開いてたらラッキー!」という、広い心と、やさしい気持ちでご訪麺いただけますと幸いです。(そんな気持ちでおすすめしています)
住所 :福岡県福岡市中央区長浜1-3-20 [地図]
営業時間:木・土・日:11時30分~15時00分 ※要確認
定休日 :月・火・水・金曜日 ※要確認
駐車場 :専用駐車場あり