「堂本光一40歳」Twitterトレンドに 誕生日でもないのに、なぜ?
「堂本光一40歳」が2月18日朝、Twitterのトレンドワードになった。堂本さんは1979年1月1日生まれで、確かに40歳だが、誕生日というわけではない。それなのになぜTwitterで多数つぶやかれたのか?
その答えはNHKの朝のニュースだ。7時台のニュース「おはよう日本」で、今日のニュースのラインナップとして、「東京五輪 混雑どう緩和?」「統計問題 きょう集中審議」といった堅いニュースに混じり、「堂本光一 40歳」が並んでいた。
番組では、40歳を迎えた堂本さんの主演舞台「SHOCK」が今年1700回を迎えることを、堂本さんのインタビューに交えて特集していたが、アナウンサーは開口一番、「KinkiKidsの堂本光一さんが、40歳になりました」と切り出したため、堂本さんが40歳を迎えたことがニュースとして扱われたように見え、「まるで王子様の誕生日を祝うニュースのように聞こえた」といった投稿がTwitterに相次いだ。
放送直後から「堂本光一40歳」はTwitterトレンドにランクイン。さらに「堂本光一40歳」のトレンドを見た人が、「とても40に見えない」「今日が誕生日じゃないのに」などと反応し、トレンド順位が上昇。9時半までに最高でトレンド3位まで上昇した。
メディアのニュースの見出しには、字数制限があることが多い。長すぎるとフォーマットに入りきらなかったり、視認性が悪く読みづらくなったりするためだ。
例えば、「Yahoo!ニュース トピックス」の場合は、すべての見出しが「13文字」(半角含めて13.5文字)に抑えられており、短いテキストにいかに内容を詰め込むか、編集部は日々、試行錯誤しているという。
「おはよう日本」もおそらく、ニュースの見出しに字数制限がある中、伝えたい内容を凝縮しようとした結果が、「堂本光一 40歳」という見出しになったのかもしれない。「今日が誕生日なの?」などと誤解を招きやすい見出しではあったが、結果的には、ニュースへの注目はかえって高まったと言えそうだ。