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ドジャースのロースター26人には誰が入って誰が外れた!? カーショウやケリーにキアマイアーも不在

宇根夏樹ベースボール・ライター
左から、クレイトン・カーショウ、ミゲル・ロハス、大谷翔平 Sep 26,2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 10月5日、ロサンゼルス・ドジャースは、ディビジョン・シリーズ第1戦に勝利を収めた。7対5でサンディエゴ・パドレスを下した。

 ドジャースのロースターには、野手13人と投手13人が名を連ねている。これは、パドレスも同じだ。ワイルドカード・シリーズにおけるパドレスのロースターは、野手14人と投手12人だった。ドジャースは、ワイルドカード・シリーズをスキップしている。

筆者作成
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 野手の13人は、順当な顔ぶれだろう。彼らの他に、ロースター入りの可能性が多少なりともあったのは、外野手の2人、ケビン・キアマイアージェームズ・アウトマンくらいだ。

 夏のトレードでトロント・ブルージェイズから移ってきたキアマイアーは、8月前半にセンターを守ったが、トミー・エドマンが故障者リストから復帰後は――こちらはセントルイス・カーディナルスから移籍――出場機会が激減した。さらに、9月28日にヒットを打ち、二塁へ滑り込んだ際に、左手人差し指の脱臼に見舞われた。

 ドジャースがリーグ・チャンピオンシップ・シリーズあるいはワールドシリーズに進出するか、怪我人が出た場合、ロースターに入ることはあり得るが、9月28日は、キアマイアーのラスト・ゲームになるかもしれない。トレードの直前に、今年限りで引退することを表明している。

 アウトマンは、8月初旬からAAAでプレーしていた。レギュラーシーズンの最終日に昇格したのは、キアマイアーの怪我が理由だろう。アウトマンと入れ替わったのは、投手のジャスティン・ウロブレスキーだ。

 投手の13人は、先発投手4人とリリーフ投手9人だ。

 第1戦の山本由伸に続き、第2戦の先発マウンドには、ジャック・フレアティが上がる。第3戦は、ウォーカー・ビューラーランドン・ナックのどちらかだ。第4戦があれば、第3戦に登板しなかったほうが投げる。

 先発投手は、すでに欠場が確定していたタイラー・グラスナウギャビン・ストーンだけでなく、クレイトン・カーショウもいない。オレンジ・カウンティ・レジスターのビル・ブランケットらによると、カーショウは、次のシリーズ以降も投げられないという。これは、グラスナウとストーンも同様だ。

 リリーフ投手では、ジョー・ケリーブルースター・グラテロールブレント・ハニーウェルJr.がロースターに入っていない。

 彼らのうち、グラテロールとハニーウェルJr.は、9月26日に15日間の故障者リストに入った(グラテロールのリスト入りは前日まで遡っている)。グラテロールは、肩を痛めた。ハニーウェルJr.は、右手中指の爪が割れた。

 ジ・アスレティックのファビアン・アーダヤは、ケリーがロースターを外れた理由について、実戦形式の練習中に肩を痛めた、ワールドシリーズには間に合うかもしれない、とデーブ・ロバーツ監督が語った、と報じている。

 グラテロールとケリーは、怪我がなければ、ロースターに入っていたのではないだろうか。その場合、ロースターにいなかったのは、マイケル・グローブエドガード・エンリケスだと思われる。

 今シーズン、グローブは、39登板の51.0イニングで防御率5.12。夏に入ってから、AAAに2度降格した。エンリケスは、9月24日にメジャーデビューしたばかりだ。3登板の3.1イニングで自責点1(防御率2.70)を記録した。

 エンリケスについては、デビュー直前にこちらで書いた。

「ドジャースのブルペンに最速104マイルのハードボーラーが加わる。K-RODの再来となるか」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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