ドジャースのロースター26人には誰が入って誰が外れた!? カーショウやケリーにキアマイアーも不在
10月5日、ロサンゼルス・ドジャースは、ディビジョン・シリーズ第1戦に勝利を収めた。7対5でサンディエゴ・パドレスを下した。
ドジャースのロースターには、野手13人と投手13人が名を連ねている。これは、パドレスも同じだ。ワイルドカード・シリーズにおけるパドレスのロースターは、野手14人と投手12人だった。ドジャースは、ワイルドカード・シリーズをスキップしている。
野手の13人は、順当な顔ぶれだろう。彼らの他に、ロースター入りの可能性が多少なりともあったのは、外野手の2人、ケビン・キアマイアーとジェームズ・アウトマンくらいだ。
夏のトレードでトロント・ブルージェイズから移ってきたキアマイアーは、8月前半にセンターを守ったが、トミー・エドマンが故障者リストから復帰後は――こちらはセントルイス・カーディナルスから移籍――出場機会が激減した。さらに、9月28日にヒットを打ち、二塁へ滑り込んだ際に、左手人差し指の脱臼に見舞われた。
ドジャースがリーグ・チャンピオンシップ・シリーズあるいはワールドシリーズに進出するか、怪我人が出た場合、ロースターに入ることはあり得るが、9月28日は、キアマイアーのラスト・ゲームになるかもしれない。トレードの直前に、今年限りで引退することを表明している。
アウトマンは、8月初旬からAAAでプレーしていた。レギュラーシーズンの最終日に昇格したのは、キアマイアーの怪我が理由だろう。アウトマンと入れ替わったのは、投手のジャスティン・ウロブレスキーだ。
投手の13人は、先発投手4人とリリーフ投手9人だ。
第1戦の山本由伸に続き、第2戦の先発マウンドには、ジャック・フレアティが上がる。第3戦は、ウォーカー・ビューラーかランドン・ナックのどちらかだ。第4戦があれば、第3戦に登板しなかったほうが投げる。
先発投手は、すでに欠場が確定していたタイラー・グラスナウとギャビン・ストーンだけでなく、クレイトン・カーショウもいない。オレンジ・カウンティ・レジスターのビル・ブランケットらによると、カーショウは、次のシリーズ以降も投げられないという。これは、グラスナウとストーンも同様だ。
リリーフ投手では、ジョー・ケリー、ブルースター・グラテロール、ブレント・ハニーウェルJr.がロースターに入っていない。
彼らのうち、グラテロールとハニーウェルJr.は、9月26日に15日間の故障者リストに入った(グラテロールのリスト入りは前日まで遡っている)。グラテロールは、肩を痛めた。ハニーウェルJr.は、右手中指の爪が割れた。
ジ・アスレティックのファビアン・アーダヤは、ケリーがロースターを外れた理由について、実戦形式の練習中に肩を痛めた、ワールドシリーズには間に合うかもしれない、とデーブ・ロバーツ監督が語った、と報じている。
グラテロールとケリーは、怪我がなければ、ロースターに入っていたのではないだろうか。その場合、ロースターにいなかったのは、マイケル・グローブとエドガード・エンリケスだと思われる。
今シーズン、グローブは、39登板の51.0イニングで防御率5.12。夏に入ってから、AAAに2度降格した。エンリケスは、9月24日にメジャーデビューしたばかりだ。3登板の3.1イニングで自責点1(防御率2.70)を記録した。
エンリケスについては、デビュー直前にこちらで書いた。