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お金の使い方を見れば分かる。「自然と貯まる人」がやっている習慣3つ

あき/家計管理アドバイザー家計管理アドバイザー

節約上手な人は、お金を使わないことが上手なのではなく、お金の使い方が上手なことが多いですよ。

今回は、家計管理アドバイザーから見た「自然とお金が貯まる人の習慣」を紹介します。「自然とお金が貯まる人」のお金の使い方が気になる人は、参考にしてみてくださいね。

1:欲しいものはちゃんと買う

お金を貯めている人は、欲しいものは何でも我慢しているに違いないと考える人も多いのですが、実際にはその反対であることが多いのです。

とはいえ、欲しいものを見つけたら飛びつくように買うのではなく、こつこつと貯金をして、お金が貯まったら買うというように買い方を工夫している人が多いですよ。欲しいものを我慢して節約するのではなく、欲しいものを買うために計画を立てる習慣があるから、お金を使っても自然とお金が貯まるのですね。

2:たまにはおいしいものを食べに行く

お金を貯めている人は、食べたいものも我慢しているに違いないと考える人も多いのですが、実際には、ときにはとびきりおいしいものを食べに行くなど、メリハリをつけている人が多いですよ。

もちろん、毎日のように食べたいものを食べたいだけ食べていたら、お金がいくらあっても足りませんよね。だからこそ、一般的な収入の中からお金を貯めている人は、普段の食事ではそれほど贅沢でないものを選ぶことが多くなります。デリバリーや外食なども控えめであることが多いでしょう。

とはいえ、毎日、節約料理だけしか食べないというのも節約を続ける上でのストレスにつながることも。そのストレスを緩和させるためにも、たまにはおいしいものを食べに行くのです。なかには、あえて高級料理店などに足を運び、本物の味を覚え、普段の食卓にも生かすという人もいるほどです。

いつも漫然とお金を使ってしまう人よりも、使うところと使わないところのメリハリがついている人の方が、自然とお金が貯まりやすくなるはずですよ。

3:「価値」を感じるものにお金を使う

お金を貯めている人は、お金を使わないことを意識するのではなく、何にお金を使うかということを意識していることが多いものです。

家族と大切な思い出が作れる旅行や、大切な友人との食事会など、自分にとって価値があると感じる支出は大切にする人が多く見られる一方で、それほど親しくない友人との気乗りしない食事会はきっぱり断るなど、お金を使う基準がはっきりしている人が多く見られます。

一方で、お金が貯まらない人は、何にお金を使ったかよく分からないうちにお金がなくなり、本当にやりたいことや欲しいものは我慢せざるを得ないなど、価値を感じない支出が多くなりがちです。

普段から満足度の高いお金の使い方をしている人は、節約に対してネガティブな感情を持ちませんから、より節約に精を出し、その結果、自然とお金が貯まりやすくなるのですね。

まとめ

収入が少ないことや、子どもの支出が多いことで「お金が貯まらない」と悩む人も多いものです。しかし、何でもこれは仕方がない支出だからとあきらめず、何にお金を使い、何に使わないかを今一度見直すことで、自然とお金が貯まる家計にすることも可能になるはずですよ。

家計管理アドバイザー

家計簿・家計管理アドバイザー。東京都在住。子供3人の5人家族の主婦。家計簿歴20年以上。主婦業、家計簿、家計管理、ポイ活などが専門。テレビ出演や雑誌などへの掲載多数。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」「ズボラ家計簿」練習帖(講談社)など。

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