ベリンジャーの放出で鈴木の残留は確定し、日本開幕のラインナップに並ぶカブスの野手9人は揃ったのか
年明けを待たず、来シーズンのラインナップに並ぶシカゴ・カブスの野手9人は、打順はさておき、決まったように見える。
外野には、左から、イアン・ハップ、PCA、カイル・タッカーが並ぶはずだ。PCAは、ピート・クロウ-アームストロングのニックネーム。タッカーは、今月中旬のトレードにより、ヒューストン・アストロズからカブスへ移った(「カブスがトレードで獲得した外野手の実力はソト以上!? シーズン本塁打が30本を超えたことはないが…」)。
一方、カブスは、主にライトとセンターを守っていたコディ・ベリンジャーをニューヨーク・ヤンキースへ放出した。これにより、鈴木誠也の移籍はなくなったと思われる。ベリンジャーを手放したのは、タッカーを手に入れた後だが、その前から、ベリンジャーか鈴木を放出という噂は出ていた。鈴木は、8月中旬以降に続き、DHとして起用されそうだ。
内野カルテットは、一塁がマイケル・ブッシュ、二塁がニコ・ホーナー、遊撃がダンズビー・スワンソン、三塁はプロスペクトのマット・ショウだろう。今夏にタンパベイ・レイズからカブスへ移り、三塁を守っていたイサック・パレイデスは、タッカーの交換要員の一人として、アストロズへ移籍した。パレイデスが加わるまで、三塁出場が多かったクリストファー・モレルは、他2人とともにパレイデスと交換された。
ここから、投手を得るためにホーナーをトレードに出し、ショウを二塁に据え、三塁を守る選手を手に入れる可能性もなくはないが、現時点では低い気がする。内野手を加えるにしても、レギュラーではなく控え、ショウがメジャーリーグの壁に当たった場合に備えて、といったところではないだろうか。
スタメンマスクは、ミゲル・アマイヤがかぶる。2年1150万ドルの契約で加入したカーソン・ケリーは、アマイヤのバックアップを務めるか、アマイヤと併用されそうだ。
カブスは、来シーズンの開幕を日本で迎える。