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元片づけられない女が、すぐ片づく家で暮せるようになったきっかけ

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

小中高の4人の子どもを、いつもキレイじゃないけどすぐ片づく家で育てています。

すぐ片づく家にするために、使ったモノを元に戻しやすい仕組みを作り、家族みんながどこに戻せばよいかわかるようにしていますが何よりも私が大切にしているのが必要なモノを選ぶということです。

なぜ「必要なモノを選ぶ」ことを大切にしているのか

私が必要なモノを選ぶことを大切にしている理由は、必要じゃないモノがたくさんあると収納の中がパンパンになったり、元に戻しにくくなり大変になるからです。

引出しや棚、カゴ、ケースと言われる収納は必要なモノを使いやすくしまうためにあります。

私が片づけを始めたのは、第一子を妊娠し出産を控えていた時です。初めての出産、子育てへの心配があり今後復帰する仕事もない状況だった私はとにかく先のことが不安で仕方ありませんでした。

その時にぐちゃぐちゃにモノが押し込まれた引き出しの中からモノを取り出し「これから子どもを育てる時にこれって必要かな?」と考えながら必要なモノを選んでいったのです。

そして第2子を妊娠した時は、「子どもが二人になったらコレは必要かな?」と言うことを考えながら、その時に必要なモノを選んで残す、そして選んだモノを使いやすく収納することを意識していたら人から「部屋がキレイ」と言われるようになったのです。

「選ぶ」から片づけを始めたほうがいい理由

「必要なモノを選ぶ」から片づけを始めたほうがいい理由は大きく3つあります。

  • その1. 無駄がなくなる

生活空間の中が必要なモノ中心になるので、すべてが効率よくなり必要なモノをすぐに見つけることができるため、圧倒的に探し物などの無駄な時間が無くなります。

また引き出しの中棚などの収納の中には必要なモノだけが残るようになるので、収納の中、収納スペースなどにも無駄がなくなります。

  • その2. 必要なモノがわかるようなる

必要なモノを選ぶといっても慣れないうちはなかなかうまくいきませんが、モノを一つ一つ手に取りこれから必要かどうか考えて選んで残すことを繰り返していると、自分の中に選ぶ基準のデータが積み重ねられます。

そして自分にはどのようなモノが必要なのかわかるようになると選ぶのはどんどん早くなり、不必要なモノもわかるようになるので「捨てられない」という悩みも減り、買い物などもにも無駄がなくなります。

その3.ストレスの軽減

必要なモノがわかり不要なモノを減らしすっきりとした空間を作ることで、すぐに片づくようになりイライラすることがなくなります。

またモノの数が厳選されるので、モノの乱れを最小限に抑えることもできるのはもちろんですが、自分の好きなモノも家の中に増えていくので、選ぶことから片づけを始めると自分の家が好きになる人が多いです。

片づけは「捨てる」からはじめなくてもいい

片づけというと「捨てる」から始めるのをイメージする人も多いと思いますが、捨てるのが苦手な人もいると思います。

捨てるのが苦手な人におススメなのが今回紹介した必要なモノを選ぶことから始める片づけです。

必要なモノを選ぶことから始める片づけは、自分の人生にとって必要なモノ選びにもつながります。

是非、必要じゃないモノ選び(捨てる)からではなく、今の自分の生活において必要なモノ(大切なモノ)は何だろうと考えながら片づけたい場所を見てみてはいかがでしょうか。

今まで気づかなかったことに気づくかもしれません。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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