花粉対策には洗濯の時間と柔軟剤が重要!花粉がつきにくくなる柔軟剤のおすすめベスト5
こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。
3月に入ってずいぶん暖かくなってきましたね。春めいてくると心も華やぎますが、アレルギーがある人にとっては鬱陶しいスギ花粉が飛び回る季節でもあります。
残念ながら洗濯で花粉症は治せませんが、服に付着する花粉を減らすことはできます。
洗濯でできる花粉対策で花粉をシャットアウト!せめて家の中だけでも快適に過ごしてもらえたらと思います。
本日は洗濯でできる花粉防止方法を紹介します。
花粉に効果のある柔軟剤ベスト5も公開しますので、嫌な花粉の時期を乗り切りましょう。
3月4月は洗濯時間を変える
アレルギーを引き起こす花粉は一年中飛んでいます。その中でも多くの人が悩まされているスギ花粉は1月から飛び始めて3月が最も飛散量が多くなります。
そして、スギ花粉が多く飛散する時間というものもあります。
朝から昼、気温が上昇するにしたがって多くの花粉が舞い飛び、もっとも飛散量が多いのは11時〜19時の間。空中を飛んでいる花粉が地面に落ちて落ち着くのが20時ごろ。
この時間をさけて洗濯物を干すだけでも衣類に着く花粉を減らすことができるんです。
スギ花粉が最も多く飛ぶ3月〜4月だけでも部屋干しするのが安全ですが、外干しにこだわる方は20時以降に干して朝11時までに取り込むのがベストです。
夜に干すの?と怪訝に思われるかもしれません。夜干しは花粉を防ぐだけでなくたくさんのメリットがあります。
●衣類の日焼けによる劣化が少ない
●排気ガスで汚れにくい
●朝の時間を有効活用できる
●お風呂の残り湯が使える
夜は飛散量が少ないので、干す時に大量の花粉を吸うリスクも減らせます。
花粉がツライ時期だけでも夜干しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
どうしても日中に干したい場合は6時から干し初めて11時までに干し終わると花粉を避けることができます。
花粉を引き寄せる静電気を防ぐ
静電気も衣類に花粉を付着させる大きな原因になります。
静電気が起こる原因は摩擦。
衣類同士が擦れて摩擦が起きて電気が溜まります(帯電)。
花粉は電気を帯びたものに吸い寄せられる性質を持っているので、可能な限り衣類に溜まる静電気を減らすことが家の中に花粉を持ち込まない対策になります。
素材にはプラスの電気を帯びやすい性質のものと、マイナスの電気を帯びやすい性質のものがあります。
反対の性質のものがそれぞれ擦れ合うことで静電気が発生しやすくなるんです。
例えばウールのセーターの下にポリエステル素材のシャツなんていうのは、静電気が発生しやすい着合わせが悪い素材と言えます。
3月はまだ朝や夜は肌寒くて異素材の重ね着をしている人が多いので、静電気リスクは高くなります。
花粉が多く飛ぶ季節は綿や麻などの静電気が起こりにくい素材の衣類を選ぶだけも花粉の付着を防ぐことができます。
とはいえ、素材に関係なくお気に入りの服を着たいですよね。
そこで、静電気防止に役立つのが柔軟剤です。
花粉を防ぐ柔軟剤ベスト5
柔軟剤は衣類の表面に薄い油膜をはることで衣類の滑りをよくし摩擦を軽減します。
ただ柔軟剤にも得意不得意があり、全ての柔軟剤が静電気に絶大な効果があるわけではありません。
そこで、柔軟剤に浸け込んだナイロン製の布をポリエチレン粒の中に入れて、付着したポリエチレン粒の数で静電気対策に効果的な柔軟剤を調べました。
ちなみに上の画像は国産メーカーの某柔軟剤の結果です。たくさんのポリエチレン粒が残ってしました。このように残念ながら静電気防止効果の低い柔軟剤もあります。
市販の柔軟剤39種類を調べてわかった、花粉症対策に役立つ柔軟剤を5つ紹介します。
花王 ハミング 消臭実感シリーズ
ハミングシリーズの柔軟剤にはヘアケア用品によく使われる「ジメチコン」という滑りをよくるす成分が入っていて、静電気防止効果がとても高いんです。
かすかに残ったポリエチレン粒もひと振りで落ちてしまいました。
上着を玄関先で軽く叩くだけで家の中に花粉を持ち込むことを防げぐことができます。
ファーファ ファインフレグランスシリーズ
2022年に原料・製造方法からこだわった香の処方でフルリニューアルしたことで静電気防止効果が高まりました。
天然香料を使った香りも爽やかで、部屋干ししていても香で気分が悪くなることがありませんでした。
レノア 超消臭1WEEK 柔軟剤 静電気ブロック
レノが超消臭1weekシリーズの「静電気ブロック」は2022年秋の新製品です。個人的には香が強すぎて規定量の1/3分の量で使っていたんですが、それでも全く静電気を感じることがありませんでした。
香はリラックスフローラルの1種類だけ、甘い香りなので男性は使いにくいかもしれません。
LION ふんわりソフラン
毎年新製品が発売される洗濯洗剤界隈にあって、もう7年ほどリニューアルしていない定番の製品。静電気防止効果はもちろんのこと柔軟剤としてものすごくバランスの良い柔軟剤です。
ふんわり仕上がるのに給水力も落ちないので1年を通して快適に使えます。
ただ、店頭では詰め替え用しか見かけないので、新規購入をしにくいのがデメリット。長年のファンが支えるシリーズなんでしょうね。
ダウニー 無香料フリー&ジェントル(無香料)
ダウニーといえば香り特化のイメージですが、日本メーカーの柔軟剤にはあまり入っていない色落ち防止剤が配合されていたり、香り以外にもじつはものすごく高機能。
日本より乾燥していて静電気被害が深刻なアメリカ製のダウニーは静電気防止効果がおそろしく高いんです。
静電気防止効果だけならダウニーが優秀なんですが、香が強すぎて苦手な方も多いでしょう。
じつはダウニーには高機能はそのままの無香料タイプがあるです。
それが「ダウニー 無香料フリー&ジェントル」
香りが苦手でダウニーは使えないという方は試してみてはいかがでしょうか?
店頭ではほどんど見られないのでネット販売での購入になるのがデメリットです。
洗濯でできる花粉対策 まとめ
・部屋干しする
・外に干したい場合は夜に干す
・静電気のおこりにくい素材を選ぶ
・柔軟剤で静電気を防止する
普段外干し派の方も家族に花粉症の方がいる場合は、花粉の飛びやすい3月〜4月は部屋干しがおすすめです。
部屋干しする場所がない自信がないなど、どうしても外に干したい場合は花粉の飛散量が少ない夜に干してみてはいかがでしょうか?
花粉を引き寄せる静電気を防止するには、静電気が起こりにくい素材の綿や麻などの素材を選んだり、柔軟剤を静電気防止効果の高いものに変えてみるのはいかがでしょうか?静電気がなければ外で衣類を叩くだけで花粉が落ちてくれるので、花粉を部屋の中に持ち込むリスクが減りますよ。
ぜひ、お試しください。