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HSPのための自律神経失調症予防について解説、まずは考え方のクセに気づきましょう!

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

自律神経は私たちの命を守るために休むことなく、重要な働きをしてくれています。

しかし、日常の些細なことで自律神経は簡単に乱れ、心身に不調が生まれるきっかけになってしまいます。

ストレスに強いか弱いかといった気質も自律神経の働きに影響を与えるため、特に繊細な気質を持つHSPさんは深く考え込みやすく疲れやすい傾向から、自律神経が乱れやすいと言えます。

残念ながら自律神経はコントロールするのが難しく、私たちにできることは限られているかもしれませんが「ストレスを溜めない」「睡眠をしっかりとる」「規則正しい生活を心がける」「運動する習慣を持つ」など、基本的なことを心がけていると体の調子を整えることができます。

今回は、HSPさんの視点で自律神経失調症を予防するための心がけについて、考えてみたいと思います。

毎日たまるストレスで自律神経は乱れる

社会生活を送っていると、イヤでも溜まるのが「ストレス」ではないでしょうか?

ストレスは、もちろん自律神経に影響を及ぼします。

ストレスを溜めすぎると、体調を崩してしまうのは、自律神経の働きが乱れるからです。

自律神経を乱れさせる原因となるストレスは主に5つあると言われています。

「体」

疲労や体のゆがみ、病気など身体面からのストレスは思っている以上に苦痛を伴います。

痛みなどの不快な症状を感じ続けていると、精神面にも影響を及ぼします。

「精神」

人間関係、学校、仕事、育児、介護など日常生活の中では疲弊を感じることがあるのではないでしょうか。

精神的にしんどいと感じ続けていると、疲れがなかなか取れなかったり、不眠になったりしてしまうこともあるため、何らかの方法で気分をすっきりさせることが大切です。

「気象条件」

暑さや寒さ、気圧の変化など心身に及ぼす影響は、とても大きいと言えます。

特に季節の変わり目は、体が気候に慣れていないことも多いため、服装で調整するなどの工夫が必要です。

「化学薬品」

カフェイン、たばこ、アルコールなどは摂取し過ぎると心身に悪影響を及ぼします。

日頃から摂り過ぎに注意して、上手に付き合うよう心がけましょう。

「環境」

騒音、におい、通勤距離、住環境など、私たちを取り巻く環境は心身の安定に大きな影響を及ぼします。

一日の大半を過ごす職場や学校においても、心身の状態に大きく影響しているものと言え、居心地が良いに越したことはありません。

ストレスを生み出す10の「認知のゆがみ」とは?

「認知のゆがみ」とは、ネガティブな感情につながってしまう偏った考え方を指します。

今回は、代表的な認知の歪みを10パターン紹介したいと思います。

考え方のクセは誰にでもあるものですが、そのことが原因で自律神経の乱れにつながってしなっているのであれば、可能な限り考え方を転換させる方が、心も体もラクになるのではないかと思います。

自分自身が普段考えていることと当てはめて、自分の考えが偏っていないか振り返ってみましょう。

物事を両極端に決めつける

「絶対に〇〇だ」「完全に〇〇だ」などと全か無かで物事を考えるクセがあります。

一つの出来事だけでみんな同じと決めつける

「みんな〇〇にちがいない」「いつも〇〇だ」と一般化し過ぎるクセがあります。

良い面を無視して悪い面だけを見る

良いことがあったにもかかわらず、「どうせ〇〇」「良いことは一つもない」とネガティブな面に目が行きがちです。

一度起きただけの悪いことを「いつも起こる」と決めつける

「いつも運が悪い」などと自分は何をやってもダメなのだと決めつけるクセがあります。

根拠もないのに悪い結論を出してしまう

「もし、失敗したら…」と頑張っているにもかかわらず、ネガティブな結論を想像してしまうことがあります。

失敗は大きくとらえ、成功は小さく評価する

小さなミスをして「だから自分は全部ダメなのだ」と自己否定をしてしまいます。

感情的な決めつけをする

「そう感じるから〇〇に決まっている」と感情的な決めつけをします。

自分の信念やルールから外れることを許さない思考

「〇〇すべき」「〇〇しなければならない」とすべき思考で行動することがあります。

自分に悪いレッテルを貼ってしまう

「私は負け組だ」「私はダメな人間だ」と自分に負のレッテルを貼って自分を過小評価することがあります。

良くないことは全て自分の責任にしてしまう

「全て私が悪い」「あの時、私が〇〇すべきだった」などと、自己関連付けを行い、全責任を自分に負わせるクセがあります。

まとめ

今回はHSPさんの視点で、自律神経が乱れる考え方のクセについて紹介しました。

真面目なHSPさんの場合は、当てはまるものが多くあったのではないかと心配です。

ただ、無理に直そうとせず、少しずつとらえ方を改めたりしながら、自分の気質と上手く付き合っていくようにしてみましょう!

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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