勝ち負けにこだわる子の5つの特徴【現役教師が解説!】
休み時間のドッジボール。負けてしまったKくんが、悔しさのあまり泣き出してしまいました。「次は絶対勝つんだ!」と言いながらも、なかなか気持ちを切り替えられません。普段は明るいKくんですが、勝負事となると途端に表情が真剣になり、負けるのが怖いようです。
子どもたちの中には、このように勝ち負けにとてもこだわる子がいます。今日は、そんな子どもたちの様子と、私が担任として経験した子どもの特徴を解説します。
勝ち負けにこだわる子の5つの特徴
1. 負けず嫌いが強すぎる
どんな小さなことでも、勝ちたい気持ちが前面に出てきます。給食の片付けでも「私が一番早い!」と競争になってしまうMさん。でも、急ぐあまりこぼしてしまうことも。
2. 負けると感情的になる
負けを受け入れられず、泣いたり怒ったりしてしまいます。鬼ごっこで捕まると、突然「もうやらない!」と怒って教室に戻ってしまうTくん。その後、一人で悔しそうにしています。
3. ルールにこだわりすぎる
自分に都合の良いように、細かいルールを主張します。じゃんけんで「まだ出してなかった!」「もう1回!」と、納得がいくまでやり直しを求めるRくん。周りが疲れてしまうことも。
4. 人と比べすぎる
テストの点数や運動会の結果など、常に他の子と比較しています。「〇〇ちゃんより、私の方が…」が口癖のYさん。でも、その度に周りの子が距離を置いてしまいます。
5. チームプレイが苦手
勝つことに必死で、仲間との協力を忘れがちです。バスケットボールで、パスをせずに一人で突っ走るSくん。チームメイトが諦めそうな表情になっています。
まとめ
勝ち負けにこだわる子どもたち。その裏側には、「認められたい」「自信を持ちたい」という切実な思いがあることが多いんです。
私の経験では、こういう子には「勝ち負け」以外の価値観を少しずつ示していくことが大切です。「今日は最後まで諦めなかったね」「みんなで協力できたね」など、プロセスを認めてあげること。すると、少しずつ視野が広がっていくんです。
ちょこっとアドバイス
勝ち負けにこだわる気持ちを全否定せず、「勝ちたい気持ち、わかるよ」と共感することから始めましょう。また、「結果」だけでなく「過程」に目を向けられるよう、具体的な言葉で認めてあげることも効果的です。「あの作戦、よく考えたね」「最後まで頑張れたね」など。
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