このチームは4人が満塁本塁打を2本ずつ。3チームは全員合わせても0本
7月17日の6回表、クリス・テイラー(ロサンゼルス・ドジャース)は、2死満塁の場面でホームランを打った。
テイラーの満塁本塁打は、今シーズン2本目だ。最初の1本は約1ヵ月前、6月15日に記録している。6月下旬から7月中旬まで故障者リストに入ってこともあり、2本のグランドスラムの間にホームランは打っていない。
今シーズン、ドジャースでは、マックス・マンシー、ジェームズ・アウトマン、フレディ・フリーマンの3人も、満塁本塁打を2本ずつ打っている。それぞれ、4月10日と5月3日、4月20日と5月17日、5月18日と6月6日だ。
ESPNスタッツ&インフォによると、1シーズンに4人のチームメイトが複数の満塁本塁打は、1999年と2002年のクリーブランド・インディアンズ、2018年のニューヨーク・ヤンキースに続き、今シーズンのドジャースが4チーム目だという。
1999年のインディアンズは、ジム・トーメイ、ロベルト・アロマー、デビッド・ジャスティス、マニー・ラミレス。2002年のインディアンズは、トラビス・フライマン、ミルトン・ブラッドリー、トーメイ、カリーム・ガルシア。2018年のヤンキースは、グレッグ・バード、ディーディー・グレゴリアス(現シアトル・マリナーズ)、ミゲル・アンドゥーハー(現ピッツバーグ・パイレーツ)、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)だ。彼らのうち、1999年のトーメイは3本で、あとは2本ずつ打った。
今シーズン、ドジャースは93試合を終えたところだ。レギュラーシーズンが終わるまでに、あと69試合を行う。もしかすると、5人目が出てくるかもしれない。
ただ、4人の計8本を除くと、ドジャースの満塁本塁打は、4月1日にトレイス・トンプソンが打った1本だけ。トンプソンは左脇腹を痛め、6月上旬から故障者リストに入っていて、復帰の見通しはまだ立っていない。
なお、マイアミ・マーリンズ、サンディエゴ・パドレス、カンザスシティ・ロイヤルズの3チームでは、今シーズン、誰も満塁本塁打を打っていない。
一方、アレックス・ブレグマン(ヒューストン・アストロズ)の満塁本塁打は、3本を数える。こちらのシーズン最多は6本だ。1987年にドン・マッティングリーが記録し、2006年にトラビス・ハフナーが並んだ。