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【どっちがおいしい?】ローソンとファミマのコンビニ限定韓国味カップ麺食べ比べ!

オサーンカップ麺ライター

ローソンVSファミマ限定韓国味カップ麺食べ比べ!

ローソン限定の「ハナムデジジップ」監修カップ麺(左)とファミマ限定の海鮮チゲ味カップ麺(右)
ローソン限定の「ハナムデジジップ」監修カップ麺(左)とファミマ限定の海鮮チゲ味カップ麺(右)

今回は、ローソンとファミマからそれぞれ最近発売された韓国味のカップ麺、「ハナムデジジップ監修 サムギョプサル風ラーメン」(ローソン限定)と「韓国風激辛海鮮チゲ 大盛」(ファミマ限定)をレビューします。

カップ麺メーカーやコンビニ各社は、最近こぞって韓国味のカップ麺を発売しており、トレンド化しています。今回の2品はそれぞれ、韓国料理の「サムギョプサル」と「海鮮チゲ」の味が再現されており、韓国の定番料理がどう再現されているのか注目です。

ローソン限定「ハナムデジジップ監修 サムギョプサル風ラーメン」

ローソン限定「ハナムデジジップ監修 サムギョプサル風ラーメン」
ローソン限定「ハナムデジジップ監修 サムギョプサル風ラーメン」

まずはローソン限定の「ハナムデジジップ監修 サムギョプサル風ラーメン」。サンヨー食品系のメーカーが製造を担当。「ハナムデジジップ」は韓国で店舗数が最も多いサムギョプサル専門店で、日本でも2021年に東京のコリアタウン新大久保にお店をオープンさせています。

サムギョプサルは韓国の焼肉料理のひとつで、バラ肉を焼いて味付けをし、サンチュなどで巻いて食べる定番メニューです。今回は「甘辛味噌味」とのことで、韓国の代表的な調味料であるコチュジャンが使われています。

「ハナムデジジップ監修 サムギョプサル風ラーメン」完成
「ハナムデジジップ監修 サムギョプサル風ラーメン」完成

甘辛な味噌味のスープに、中細で縮れのついた油揚げ麺と、豚肉や白菜キムチなどの具が合わせられています。韓国料理で使われる麺といえば、太くて弾力の強いタイプが多いですが、今回はやや細め。韓国の麺の特徴よりもスープとの相性が考慮されている模様。具には豚肉や白菜キムチを使うことにより、サムギョプサルらしさや韓国味らしさが表現されていました。

スープ表面に浮く大量の豚脂
スープ表面に浮く大量の豚脂

スープ表面には豚脂がたっぷり浮いており、バラ肉の脂の雰囲気が再現されています。コチュジャンらしい甘辛味と合わせて、サムギョプサルの再現性はかなり高いです。ラーメンスープなので本来なら焼肉とはまるで別物ですが、脂のまったり感に焼肉と共通するものを感じました。

ファミマPBのファミマル「韓国風激辛海鮮チゲ 大盛」

ファミマル「韓国風激辛海鮮チゲ 大盛」
ファミマル「韓国風激辛海鮮チゲ 大盛」

続いては、ファミリーマートのプライベートブランド(PB)「ファミマル」の「韓国風激辛海鮮チゲ 大盛」。製造は日清食品。ファミマはここ最近、「ファミマル」ブランドのカップ麺を拡充しており、多くの商品が発売されています。また、日清食品はカップ麺メーカーの中でも特に韓国味カップ麺の発売に積極的なので、この商品はファミマと日清食品の意欲が合致した、出るべくして出たものといえるかもしれません。

「韓国風激辛海鮮チゲ 大盛」完成
「韓国風激辛海鮮チゲ 大盛」完成

辛味を強く効かせた海鮮味のスープに、中太で縮れのついた大盛の油揚げ麺と、いかボールやキャベツなどの大量のうが合わせられています。値上げのご時世の中、多くの大盛カップ麺が250円超えの価格設定の中、この商品は税込198円。コスパが光ります。

真っ赤なスープは辛味と海鮮を高次元で両立
真っ赤なスープは辛味と海鮮を高次元で両立

スープは、味噌味ベースに強い辛味と海鮮味がつけられています。最初に口に入れた時はコチュジャンを思わせる甘みが感じられ、その後から強い辛味と海鮮のコクががやってきます。辛さは大辛~激辛レベルでかなり辛いものの、パンチのある辛さの割に後味はスッキリしており、辛さが後に残りません。
韓国唐辛子は赤色が鮮やかで風味が豊かですが、その割に辛さが穏やか。今回実際に韓国唐辛子が入っているかはわかりませんが、その辛さの特徴はスープ作りに意識されていそう。

辛さとともに、かなり厚みのある海鮮味が特徴的。先日「カップヌードル 海鮮コチュジャンチゲ味」という、よく似たフレーバーの商品が国民的大ブランドから登場しましたが、辛さと海鮮味を高次元で両立している点では今回「カップヌードル」を大きく上回っています。

具も大盛で充実
具も大盛で充実

麺量が大盛でスープがこれだけ美味しければ、もう十分に大成功の素晴らしい商品といえますが、今回はそれだけに留まりません。
いか入りのすり身ボール、たまご、キャベツ、ネギ、唐辛子が入っており、特にいかすり身ボールとキャベツがかなりたくさん入っています。いかすり身ボールはスープの海鮮味をさらに豊かにし、キャベツの甘みは辛いスープの中で光っていました。

ファミマと日清食品の本気をみた

レビューした2商品とも、それぞれサムギョプサルの脂の再現、辛味と海鮮味の両立という光る部分がある良品でした。ただ、「サムギョプサル風ラーメン」が税込278円と高額な割にボリュームは乏しいのに対し、「韓国風激辛海鮮チゲ」は麺も具もボリュームがありながら安価という、非の打ち所が見当たらない商品でした。

値上げの続く厳しいご時世の中、ファミマと日清食品の本気をみた気がします。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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