「使いかけのナス」←「そのまま冷蔵庫に入れないで!」元スーパーの店員からのお願い”そのワケとは”
焼きナスや麻婆ナス、おひたしなど、ナスはいろいろな料理に使える万能野菜です。しかし、1本を丸々使いきれないとき、残ったナスの保存方法に困ることがありませんか。
使いかけのナスは適切な保存方法を選ばないと、味が落ちたり、乾燥して皮がやわらかくなり食感が悪くなることも。
今回は、元スーパーの青果担当だった私が、使いかけのナスの正しい保存方法を解説します。
この記事の目次
- はだかまま冷蔵庫に入れるのがNGな理由
- おすすめの保存方法
- 比較した結果
- まとめ
はだかまま冷蔵庫に入れるのがNGな理由
ナスは切り口から水分が蒸発しやすく、味が落ちてしまいます。
特に半分に切ったナスは切り口が大きく、外気と接する面積が増えるため、写真のように水分が失われやすいです。
そのまま冷蔵庫に入れると、皮が乾燥してやわらかくなり、食感が悪くなります。また、ジューシーなナスがしなびてしまうこともあります。では、どのように保存すれば良いのでしょうか?
おすすめの保存方法:ラップに包んで保存!
半分に切ったナスの保存方法はとても簡単です。
1. 半分に切ったナスをラップに包みます。断面にラップをぴったりと密着させ、空気を抜くのがポイントです。
2. 冷蔵庫の野菜室で保存します。ナスは低温に弱いため、冷蔵室よりも温度が高い野菜室での保存が適しています。
なお、室温で保存するとカビや雑菌が発生しやすいため、避けてくださいね。
比較検証(そのまま野菜室で保存 vs ラップをして野菜室で保存)
半分にカットしたナスを次の方法で保存しました。
- そのまま野菜室で保存
- ラップをして野菜室で保存
1日後の状態を比較した結果、ラップをして保存したナスの方が鮮度が保たれ、みずみずしさが維持されていました。
一方、そのまま保存したナスは乾燥して果肉がしなび、皮もやわらかくなってしまいました。
この結果からも、半分にカットしたナスはラップをして野菜室で保存するのが鮮度を維持しやすいことがわかります。
まとめ
今回は半分に切ったナスの保存方法について解説しました。手順は次の通りです。
- 半分に切ったナスをラップに包む。
- 冷蔵庫の野菜室で保存する。
これだけで、ナスをより長持ちさせることができます。ぜひ試してみてください。
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