【多肉植物】夏のはじめの水やり 見逃せないチェックポイント10項目
こんにちわ♪taniku-dayのchikaです。
暑い日が続き、いつ水やりをすればいいのかお悩みではないでしょうか?
今日は、夏の初めの水やりごとについてお話ししていきます。
水やりを気を付けなきゃいけない理由
夏は特に水やりを気を付けなければいけない理由があります。
その前に、多肉植物は霧吹きで大丈夫なんでしょ?って常識はだいぶ前の話しです。
多肉植物は、根から水分を吸い上げ葉や茎に蓄えているわけですが、霧吹きではとてもじゃないけど足りません。
多肉植物もほかの植物同様に、土にたっぷりのお水をあげます。違うとすれば、土が完全に乾いてから数日経って水やりをするというサイクルです。
多肉植物の原産地は高原地帯や砂漠。土が常に乾いた状態で、たまの雨や朝露や霧によって水分を補給しています。土が濡れている時間より乾いている時間が長い地域で育ちました。
土が濡れた状態がすごく苦手です。
日本の夏の気候は高温多湿で、原産地と比べ土が乾きにくく多肉植物の根に負担をかけてしまいます。
ということを踏まえてこの先を読んで頂くと、よりわかりやすいかと思います。
多肉植物、夏のはじめの水やりごと
夏のはじめごろ、若い苗や植替えしたばかりの苗ほど傷みやすいです。
若い苗は、夏耐性ができておらず急な暑さや湿度に体調を崩しがちです。追い打ちをかけるように、病害虫が活発化する時期でもあります。
体調を崩した苗が外的刺激に負けて傷んだり枯れてしまうこともあります。
植替えしたばかりの苗は、根を出す事に全集中!気候の変化に対応できる体力はわずか。根が未熟で葉へ水分を貯め込む量が限られているので、焦げやすいこともあります。
一方、古株や根がしっかり張った苗は、夏耐性もあるし体力もある!夏のはじめに枯れる確率は低いんです。
夏のはじめは、多肉植物にとって夏との最初の戦い!できるだけ根や苗に負担をかけない水やりを心掛けたいものです。
夏のはじめの水やり鉄則
- 日が沈む夕方以降
- 風がある日
- 翌日も風がある日
- 2~3日で乾く量
- 水を葉にかけない
- 事前に枯れ葉をとる
- 湿度の高い日は避ける
- 数日曇りもしくは雨の日は避ける
- 翌日雨予報、明後日以降晴れの日がねらいめ
- 猛暑日は避ける
この10項目を満たす日ピンポイントで水やりをします。どんだけ過保護何だか(笑)でもこれだけやっても枯れる事もあるし、満たさなくても枯れない事もあります。
でも、夏のはじめは多肉植物もちょっと神経質になってるので、これくらい過保護にした方がいいです。
週間天気予報は必須
Yahoo!の天気予報は、タニラーが欲しい情報がわかりやすく、愛用しています。
週間天気予報で、数日後の天気や風の向き湿度や気温も確認できますし、急な雨もお知らせしてくれるので、出しっぱなしの多肉を軒下に避難したり、梅雨の晴れ間で焦がすリスクも下げられます。
水やりのタイミングがわからない!
そんな時は、底面給水がおすすめです。
水を溜められる容器に、水位低めに水を入れたら、5秒くらい漬けて底面から水を吸わせます。
根に適度な水やりできるけど、葉や土の表面が濡れないので蒸れの心配が少ないです。
夏はずっと底面給水でいいのでは?と考えるかと思いますが、葉に水をあげる理由もあります。
- ダニ対策
- 気化熱効果
定期的に葉を濡らす事で乾燥を好むダニを防ぐ効果があったり、葉表面の水滴が蒸発する際に、熱を奪うことで葉の温度をさげる効果もあります。
条件に合わせて水やり方法を変えていけると、夏のお手入れが楽になりますね。
さいごに
今回は、傷みやすい夏のはじめの水やりごとについてお話ししました。
そんな私も、毎年ダメにする苗はあります。今年は、原種のエボニーが瀕死の状態です。原種は夏に弱いとききますが、やっぱりか・・・・と若干落ち込んでいます。
みなさんもできる対策は講じて、この厳しい夏を一緒に乗り切りましょうね!