【茅ヶ崎】湘南国際マラソンのランナーによる募金が海岸清掃用の車両に
2023年12月3日に開催された第18回湘南国際マラソンの参加者ランナーからのチャリティ募金を活用して、同実行委員会より、公益財団法人かながわ美化財団海岸へ清掃用軽トラックが寄贈されました。
募金は任意でしたが、約5,000人から寄付された募金総額は2,495,100円。
2024年10月2日、藤沢土木事務所汐見台庁舎に車両贈呈式が行われました。
年間1500tものゴミを処理している同財団の門脇努代表理事は「言葉にできない感謝の気持ちでいっぱいです。一層の海岸活動に邁進し、海岸の美化に尽力をつくしていきたい」と挨拶しました。
同財団は日本で唯一の海岸美化専門の団体で、横須賀市から湯河原町まで毎週150kmの清掃を実施、年間16万人を越えるビーチクリーンのボランティアがいることも大きな支えになっています。海岸のパトロールからボランティアごみの回収、学校や企業での美化啓発事業を担っています。
ボランティアの方々が人工ゴミを拾うことにより、自然ゴミと人工ゴミの分別をする手間がなくなります。SNSで「今日は〇〇にゴミが多くあります」と発信すると、ボランティアさんがすぐに駆け付けてくれるので「後から行ったらゴミがなかった」という嬉しい悲鳴が届くことも。
同財団に車両を贈呈した瀧川一輝・マラソン実行委員長は「市民マラソンの中でも湘南国際マラソンは重要な幹線道路、国道134号線を使うことが出来る贅沢なイベント。今後も地元の方々のご協力を仰ぎながら、12月第一日曜日が定番と周知される存在になっていってほしい」と話しました。
同マラソン事務局であるランナーズ・ウェルネスの比企宏之代表取締役社長は「一人ひとりの気持ちが一台のトラックになった。ランナーの志の高さに敬意を表したい」と気持ちのこもったスピーチを披露。
3年前からランナーにマイボトル、マイカップを持参してもらうことにより、6~8tのゴミ削減に成功したといいます。環境にやさしい大会、同マラソンのスローガン「Take Action,Be Better」が具現化した取り組みとなりました。
ビーチクリーンご希望の方はお電話で問い合わせを。
かながわ海岸美化財団 TEL 0467-87-5379
ゴミ袋、ゴミの回収、道具の貸し出しが無料になります。