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TWICE ”What is Love”が5億ビュー突破 他に再生回数が多いのはどんな曲?

2019年 日本の名古屋でのイベント時に(写真:ロイター/アフロ)

 K-POPガールズグループTWICEが2018年4月9日にリリースした楽曲「What is Love」の公式MV再生回数が5億回を突破した。

 25日に所属事務所JYP Entertainment側がこれを発表。大手経済紙系のスポーツ紙「MKスポーツ」などが報じ、国内最大のポータルサイト「NAVER」には約25本の記事が掲載された。

 グループとして3曲目となる5億回突破曲。2018年4月のリリースから約3年をかけての達成となった。

 動画を改めて観ると、今よりも幼い印象のメンバーたちの表情がある。楽曲発表当時、

JYP側はこういった曲紹介をメディアに配布していた。

タイトル曲「What is Love?」は、愛を本や映画、ドラマで学んだ少女たちの好奇心と想像力を扱ったダンス曲。JYPのトップ、パク・ジニョンが作詞作曲を担当したことで話題を集めた。ふんわりと弾む明るいメロディーに。アップテンポのダンスビートとトラップのふたつのジャンルを行き来するリズムが加わっている。曲の中で様々な音楽の変化を披露している点も特徴となっている。歌詞のなかでは「毎日のように映画 本 ドラマのなかで、愛を感じて UM〜愛を学び 」「 I WANNA KNOW キャンディーのように甘く」「What is Love?いつか私にも愛が訪れるの?」など恋に関しての少女たちのかわいい想像と好奇心が込められている。

 では、他の楽曲でアクセス数の多いものにはどんなものがある? K-POPのファンマーケティング分析専門サイト「K-POPレーダー」では、2億回以上の楽曲を紹介している。再生回数によるランキングを整理し直してみた。下位から順に紹介していこう(数値は10万回以下を四捨五入)。

MORE & MORE 2020年6月1日 2億5800万回

SIGNAL 2017年5月15日 2億7200万回

KNOCK KNOCK 2017年2月20日 2億8200万回

Dance The Night Away 2018年7月9日 2億8600万回

―3億回以上―

Feel Special 2019年9月23日 3億5370万回

Heart Shaker 2017年12月11日 3億7620万回

I CAN'T STOP ME 2020年10月26日 3億600万回

YES or YES 2018年11月5日 3億640万回

―4億回以上―

Like OOH-AHH 2015年10月20日 4億850万回

FANCY 2019年4月22日 4億2000万回

CHEER UP 2016年4月25日 4億4300万回

―5億回以上―

What is Love? 2018年4月9日 5億50万回

LIKEY 2017年10月13日 5億1800万回

TT 2016年10月24日 5億8400万回

 やはり上位には「What is love?」のような2016年~18年発表の楽曲が多い。時間をかけて長く愛聴され、多くの再生回数を記録する傾向がある。いっぽうで2019年4月以降に発表された「FANCY」「I CAN'T STOP ME」「Feel Special」「MORE & MORE」が比較的短い期間でここに名が挙がる点にも注目だ。以前、TWICEのヒット曲の多くを手掛けたブラックアイド・ピルスン先生にインタビューした際にはこんな話を聞いたことがある。

 「FANCYの制作を依頼された際、J.Y.PARKさんから『少し大人っぽく変化を』というリクエストがあった。多様な楽曲を作れるというのが自分たちの特長だと思っているから、それは嬉しくもあった」

 FANCYはここで挙げた上記楽曲のうち一番古い楽曲でもある。それ以降の多くの楽曲がスピード感をもって2億以上の再生回数を記録している点もまた、このグループのスゴさではないか。

 また5億回以上を記録するトップ3のうち、上位2つはブラックアイド・ピルスン制作のもの。つまりは「What is Love?」はJ.Y.PARK制作楽曲のうち、最高位でもあるのだ。当時もJ.Y.PARK作詞・作曲という点は推しの要素だったようで、こんな一文も事務所を通じて紹介されていた。

「What is Love?」を作ったパク・ジニョンは、昨年(2017年)5月に発表されたTWICEミニ4集タイトル曲「SIGNAL」の作詞作曲、そして12月に公開されたリパッケージアルバム収録曲「Merry&Happy」の作詞を担当しTWICEと作業をともにしている。特に「SIGNAL」は、様々な音源ダウンロードサイトでのチャートのトップ席巻はもちろん、2017 Mnetアジアミュージックアワード(MAMA)で大賞に近い格である「今年の歌賞」のほか、様々なテレビ音楽番組で12冠を達成した。 「SIGNAL」が収録されたミニ4集アルバムは30万枚以上の販売も記録。「パク・ジニョン&TWICE」初の組み合わせによる豪華な出発を知らしめた。

 今後も「What is Love?」の記録は伸びていくだろうか。「K-POPレーダー」が紹介するグループの直近の活動などは次の通りだ。

5月28日 ダヒョン誕生日 

5月30日 TWICE REALITY “TIME TO TWICE” YES or NO EP.03公開

(動画は第2回)

6月4日 TWICE REALITY “TIME TO TWICE” YES or NO EP.04公開

(了)

吉崎エイジーニョ ニュースコラム&ノンフィクション。専門は「朝鮮半島地域研究」。よって時事問題からK-POP、スポーツまで幅広く書きます。大阪外大(現阪大外国語学部)地域文化学科朝鮮語専攻卒。20代より日韓両国の媒体で「日韓サッカーニュースコラム」を執筆。「どのジャンルよりも正面衝突する日韓関係」を見てきました。サッカー専門のつもりが人生ままならず。ペンネームはそのままでやっています。本名英治。「Yahoo! 個人」月間MVAを2度受賞。北九州市小倉北区出身。仕事ご依頼はXのDMまでお願いいたします。

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