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韓国戦・モンゴル戦を観ての「一票求めます」【第3回日本代表監督支持率調査】実施

(写真:ロイター/アフロ)

韓国戦、どうご覧になりました?

第3回となる、日本代表監督支持率調査を実施中です。

今回の締切は2021年3月31日まで。

3月25日 韓国戦(キリンチャレンジカップ)

3月30日 モンゴル戦(カタールW杯アジア2次予選)

2試合を見て、ぜひとも一票・ご意見の投稿を。

サッカー日本代表が韓国・モンゴルと対戦、森保監督の采配を支持する?

2020年末の支持率は「最も低いレベル」

直近の調査(2020年11月)結果は支持率11.9%(投票者数13207人)です。

かなり低い数値です。本調査はまだまだ3回目ゆえ、それ以前のデータとは比較し難いですが、強いて言うならば2010年南アW杯直前に「ゲキサカ」が行った岡田武史監督支持率調査があります。「支持率9%」。当時チームに向けられた強い批判を思えば、2020年の森保一監督は「史上最も低いレベル」と言えます。2019年11月のベネズエラ戦@吹田で1-4と敗れた試合のマイナスイメージを挽回できていないのです。

ではこの3月のポイントはどういったところか。

「違う戦い方が要求される2つの相手に何を見せるのか」

2020年10月、11月の調査で多く出てきた不満(投稿内容)はこういった点でした。

「何がやりたいのか分かりづらい」。

2020年最後の投票結果(11月)/ 該当ページキャプチャ
2020年最後の投票結果(11月)/ 該当ページキャプチャ

森保一監督の志すスタイルのひとつは「速攻・遅効を時間帯によって使い分けるサッカー」。これは「分かりにくさ」を生みやすい戦い方に違いありません。

そういった点から考えると、今回の韓国戦、モンゴル戦では「挽回」のチャンスです。ポイントはふたつあります。

ひとつめは、「どう相手を崩すのか」というテーマが明確な点。韓国は25日の日韓戦前日、パウロ・ベント監督が「日本相手には強いプレスをかけ、そこからカウンターを仕掛ける」と口にしていました。つまり前に出て来て、ショートカウンターを狙うと。

すでにこれは”クリア”したと言えます。3-0の結果で明らかでしょう。試合では日本のパスワークが上回り、韓国にほとんどそういった機会を与えなかった。これは「強豪国向けの戦い方」といえます。

では次のモンゴル戦はどうなるのか。「相手をどう崩しきるのか」という展開になることが予想されます。じつは日本にとって重要なテーマです。「W杯アジア予選に多く見られるだろう展開」。アジアを戦い抜くための戦い方と、世界での戦い方が違ってくる。

早い時間帯にゴールを重ね「試合を決めて」しまうことができるか。はっきりとこの点で評価すべきゲームとなるのではないでしょうか。森保監督自らがよっぽど重要な”テスト”を行わない限り、「取りこぼし、もたつき」には厳しい目を向けるべきです。

もうひとつは、試合開催地です。2020年の国際Aマッチはすべて中立地開催でした。新型コロナの影響で代表チームの活動が止まった影響もあったか、特に10月のカメルーン戦、コートジボワール戦はチーム全体のコンビネーションが少しぎこちない印象でした。

いっぽう、今回(2021年3月)の国際Aマッチは昨年11月以来のホームゲーム。依然として新型コロナの影響はあり、森保監督の望む一部の選手が招集できませんでした。しかしホームでは関係者の努力もあり、ホームの地でライブの試合を観ることができます。テレビで(しかも濃霧の中継画面)を観る状況とは大きく違う。「分かりにくさ」の解消の糸口を掴んでいくべき。そういった2連戦となります。

ぜひとも2戦をご覧になって「一票」そして「ご意見の投稿」を。3月31日に結果をご報告します。

吉崎エイジーニョ ニュースコラム&ノンフィクション。専門は「朝鮮半島地域研究」。よって時事問題からK-POP、スポーツまで幅広く書きます。大阪外大(現阪大外国語学部)地域文化学科朝鮮語専攻卒。20代より日韓両国の媒体で「日韓サッカーニュースコラム」を執筆。「どのジャンルよりも正面衝突する日韓関係」を見てきました。サッカー専門のつもりが人生ままならず。ペンネームはそのままでやっています。本名英治。「Yahoo! 個人」月間MVAを2度受賞。北九州市小倉北区出身。仕事ご依頼はXのDMまでお願いいたします。

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