【韓国の新型コロナ】4月29日の政府会見「感染者6人増」。「こどもの日」に先立ち”特集”も。

韓国も5月5日は子供の日。疾病対策本部も子どもからの質問を受け付けた(写真:ロイター/アフロ)

韓国政府の疾病管理本部・中央防疫対策本部は4月29日14時10分より定例会見を行った。

チョン・ウンギョン本部長らが出席。内容を翻訳し、紹介する。

この日は韓国の4月末からの連休(30日-5月6日)前の最後の平日となった。30日が「釈迦誕生日」で、2日と3日が土日。さらに5日は「こどもの日」となる。

29日のブリーフィングでは特に「子どもとコロナ」というテーマでの内容が発表になった。韓国のコロナ全体の統計は27日の資料と大きな変動はなく、また連休中の注意事項も連日同一内容が発表となっている。

そのため、本日は「子どもとコロナ」関連の内容に限定し、紹介する。内容は以下だ。

全体の統計

4月29日0時現在、累計感染者数は10,761人(海外流入1,061人うち韓国人91.0%)であり、このうち8,922人(82.9%)が隔離解除された。新規感染者は9人で、隔離解除は68人に増加。全体的に隔離中の患者は減少した。

韓国での18歳以下の感染者は「全体の4.7%」

中央防疫対策本部は4月29日0時基準での「18歳以下の小児・青少年感染者507人の中間解析結果」を公開した。

小児・青少年感染者は全体感染者10,761人のうち4.7%である。男性が272人(53.6%)、女性が235人(46.4%)であり、年齢別では、0-6歳86人(17.0%)、7-12歳の125人(24.7%)、13-18歳296人(58.4%)の感染が発生した。

○地域別では大邱298人(58.8%)、慶尚北道46人(9.1%)、ソウル42人(8.3%)、京畿39人(7.7%)の順であり、全北と全羅南道は小児・青少年感染者はなかった。

小児・青少年感染者のうち死亡者と重症患者はおらず、507人のうち419人(82.6%)が隔離を解除された。

○感染経路別では、新天地関連211人(41.6%)、先行感染者接触117人(23.1%)、海外流入73人(14.4%)、地域集団発生関連66人(13.0%)の順である。

小児・青少年感染者の回復した後の再陽性事例は17件(再陽性率3.4%)である。参考:19歳以上の成人の再陽性率2.7%

小児・青少年患者91人の臨床面分析の結果、20人(22.0%)が無症候性であり、症状の種類は、咳37人(41.1%)、痰29人(32.2%)、発熱(38.0度以上)27人(29.7%)、のどの痛み22人(28.6%)などであった(3月31日-4日8日18歳以下の入院患者、新天地関連患者を除く)。

29日のブリーフィングの様子

7歳の子どもへの調査結果「新型コロナが怖い」が69%

中央防疫対策本部は、新型コロナにより小児と青少年が憂鬱と不安、恐怖の感情を経験しており、関連する心理相談件数も増加するなど、ストレスや後遺症が大きくなることがあると指摘し、

家族や介護者が、子供たちが新型コロナに漠然とした恐怖心を持たないように、正確な情報と予防のヒントを簡単に説明して話にするよう呼びかけた。

- 7歳の小児を対象とした調査*では、過半数以上(69%)が新型コロナを「怖い」と答えた。

( ソウル新聞・緑の傘子供財団の調査('20 .4.19)。7歳の子供42人を対象に「新型コロナについてどう思いますか」という問いに「怖い」(69%)、「怖く」( 31%)ほか「回答なし」)

- 国内の中・高校生を対象にした調査でも、息苦しさ(44.1%)と過敏(22.4%)、無感情(10.9%)、恐怖(9.0%)の感情を感じることが分かった。

( 城南市中原地域の青少年センター調査('20 .4.7.~20)、城南市など37校889人(中学生77.7%、高校生16.6%)対象の調査)

- 中国の湖北省の地域の小学生1,800人を対象とした研究では「5人に1人のうつ病と不安、あるいは二つの症状をすべて」経験したことが分かった。

( Xinyan Xie、et al。(2020)Mental Health Status Among Children in Home Confinement During the Coronavirus Disease 2019 Outbreak in Hubei Province、China。JAMA Pediatrics)

小さな子どもへの説明は「目の高さまで降りて知らせて」

中央防疫対策本部は、新型コロナ流行期に、子供たちの健康を守って育てるためには、家庭や学校での配慮と、子供の心理的安定のための大人の努力が必要だと説明し、

- 子供たちが実践できる衛生上の注意や、新型コロナ対策を理解できるように、目の高さまで降りて知らせ、「新型コロナは手洗い・マスクの着用などを徹底することで回避できる病気」ということを説明する必要があると強調した。

- また、子供の間で感染した友達への偏見や非難が発生しないように教育し、「元気?」「しっかりとウイルスに勝とう」というような激励と肯定的な、希望ある言葉を交わすことが子供の不安解消と心理的な安定に重要であると説明した。

(了)

※この日は「子どもたちからの質問に専門家3人が答える」という時間も設けられました。追ってアップします。