【K-POP論】来日リリイベを終えたLovelyzインタビュー「韓国語で一緒に歌っていただき、感動」

2014年デビューの8人組。初来日の2016年以来、10回近い来日を重ねている。

【おじさんのためのK-POP論】第4回にして、K-POPアイドルにインタビューする機会を得た。

1月25日から5日までの予定で来日していたLovelyzだ。2014年デビューの8人組を、昨年12月から「研究対象」として選定していた。1月下旬からのK-POPグループ来日ラッシュのなか、「きゃぴきゃぴしすぎていない」「ギラギラしすぎてもいない」という理由から、20代前半~中盤のメンバーの多い彼女たちを選んだのだ。同世代に再び、K-POPに関心を持っていただきたいと。

Lovelyzの今回の来日の主目的は、韓国で昨年11月に発売されたアルバムのプロモーションだった。タイトル曲「チャジャガセヨ(Lost N Found)」を全面に押し出したイベントがタワーレコードを通じて7箇所で計15回行われ、大盛況のうちに幕を閉じた。

本稿写真すべて筆者
本稿写真すべて筆者

「個人サイン会」「個人写真会」「全員写真会」「握手会」などが連日繰り返され、ファンとかなり近い交流を図った。現場の熱気はかなりのもので、CD特典の握手券を数十枚購入したり、連日通いつめた後、最終日に名残惜しく涙を流すファンもいた。

日本の地で濃い日々を過ごした彼女たちに話を聞いた。まずは何より、日本のファンへの挨拶。そして、個人的に聞いてみたかった楽曲に関する質問を2つほど。

「日本のファンの韓国語がかわいい」(JIN)。そして20代韓国女子たちの見る日本とは??

――昨年8月以来の来日となりました。今回のプロモーション活動の全体的な印象は?

ベイビー・ソウル(以下ソウル)  日本ではファンの皆様にはここまで年2度のペースでしかお会いできていないですが、長い期間お待ちいただいたにもかかわらず、毎回来てくださいます。スパンが半年、一年と長いのに、私達のことを忘れずにいてくださることに感動しています。本当に情が深いと感じています。直接お会いできるのは本当に時折なんですが、親近感を感じます。私達にもファンの皆さんへの情が芽生えてきていますよね。

――さすがリーダー、素晴らしい! 早速今日のインタビューの核心部分を話してくださいました! ファンとの交流で具体的に思い出に残っている部分とは? 

イェイン  以前にも日本で活動をさせていただいたことがあります。東京と大阪でコンサートを行ったこともあります。日本のファンの皆さんのことで感動するのは、難しいはずなのにいつも韓国語で応援してくださることです。曲への応援コールも韓国語でやってくださいますしね。多くの方が韓国語で一緒に歌ってくださる。本当に驚きますし、感動しますよね。

イェイン Jeong Ye-In(チョン・イェイン)SUB VOCAL / 1998.06.04 / Type B
イェイン Jeong Ye-In(チョン・イェイン)SUB VOCAL / 1998.06.04 / Type B

――筆者自身も現場にいて、日本のファンの韓国語に驚いたことがあります。JINさんにお聞きしましょう。本名の「パク・ミョンウン(Park Myung-Eung)」で呼ぶファンも多い。これを韓国語で正しく読むと「パン・ミョンウン」になりますよね。ちょっと小難しいことを言いますと、Kの子音の後にMの子音が続いたら、前のKがNになる。この点まで理解して、「パン・ミョンウン」と呼んでいることが驚きで。もちろん日本に来ていた韓国のファンのリードもあったでしょうが。どんな印象だったでしょう?

JIN  私の活動名は「JIN」なんですが、日本では元々多くの方が「JINさん」と呼んでくださっていました。ただ、昨年のプロモーションの時に冗談で「JINさんじゃないです」と言ってみたんです。韓国語の響きだと、少しギャグっぽい響きもありまして。

JIN (本名パク・ミョンウン)MAIN VOCAL / 1996.06.12 / Type B
JIN (本名パク・ミョンウン)MAIN VOCAL / 1996.06.12 / Type B

――「真相(=韓国語でジンサン)」という意味もあるでしょ? “真相究明”という時に使う。

同  あはは。私だけじゃなくて、他のメンバーにも「さん」づけで呼んでくださいますよね。「ソウルさん」という風に。いずれにせよ、少し冗談混じりで「JINさんじゃなくて、ミョンウンさんって呼んで」と言ってみたら、その後そう呼んでくださる方が多くなりました。すると「パン・ミョンウン」という風に言ってくださる方も増えて。韓国語で言ってくださるのが、とてもかわいらしく感じられます。ありがたいです。

――1月25日から2月5日までの滞在期間のうち、1月30日は終日オフでした。皆さん、何をされましたか?

ジエ  原宿に行ってショッピングをして、おいしいスイーツの店に行って、渋谷に行ってまたショッピングをして、ジスと一緒に夕ご飯を食べました。カレーライスを。

ソウル  “6辛”を食べたらしいじゃない? 

――カレーといっても種類が多いでしょ? どんなカレーを?

ジエ  辛いカレーです。”6辛”を食べたんですが、やっぱり辛かったですね。

ジエ Yoo Ji-Ae (ユ・ジエ) SUB VOCAL / 1993.05.21 / Type A
ジエ Yoo Ji-Ae (ユ・ジエ) SUB VOCAL / 1993.05.21 / Type A

――韓国系の辛さとインド系の辛さは大いに違うでしょう? 大丈夫でした?

同  韓国にある同じ系列店にも辛さの段階があるんですが、日本とはちょっと辛さのニュアンスが違うように感じました。私は「大丈夫だ」と思って頼んだんですが、日本には日本のカレーの辛さがありましたね……。

――(同席していた)マネージャーさん。彼女は「ココイチ」に行ったものと確認されました。

ジエ  笑! はい。

――スジョンさん、どう過ごされましたか? 

スジョン  私は、原宿から表参道を歩いて、そこからヴィンテージショップに行きました。本当に楽しかったです。韓国では味わえない雰囲気がたくさんありましたよね。原宿、表参道というからすごい繁華街があるかと思えば、所々に静かな場所もありました。住んでみたいなとも思いましたよ。

――イェインさんは?

イェイン  昨日は久々の休みだったんでテンションを上げたくて、革の靴を履いて出かけたんですけど……足が痛くなっちゃって。途中でもっとテンションを上げようとかわいいスニーカーを買おうとしたんですけど……ドラマで見たみたいに。でも気に入ったものがなくて。だからジスオンニと一緒にカフェに行って、足を休ませる時間を作りました。そこで食べたパンケーキがとてもおいしくて。すごくたのしい時間を過ごしました。

ジス  イェインと一緒にいたんですけど、私が日本ですごくパンケーキを食べたかったんです。日本だと味もおいしそうだし、何より見た目がかわいいんじゃないかと思って。韓国とは違ったものが楽しめると想像した通りでした! あとは日本の街の風景がとても綺麗で、かわいくて。音楽を聴きながら歩くのにすごくいいと思いました。

ジス Seo Ji-Soo(ソ・ジス) SUB VOCAL, MAIN DANCER / 1994.02.11 / Type O
ジス Seo Ji-Soo(ソ・ジス) SUB VOCAL, MAIN DANCER / 1994.02.11 / Type O

ミジュ  私は渋谷から原宿、表参道を歩きました。私達もずっと歩いて。最後に銀座に移動して…あ、渋谷と銀座の間は歩いていませんよ…創立120年というレストランに行きました。

ソウル  ライオンです。

ミジュ  そこでビールを飲んだんですが、グラスがすごくかわいくて! ソウルオンニとショッピングもして、食べて、私達も足を休ませるためにカフェに入ってコーヒーを飲んで。

――いいですね。休みの日には少し体を動かしたほうがむしろ疲労が回復するらしいですよ。Keiさんは、いかがお過ごしになりました? 

Kei  私は、ミョンウンと一緒に過ごしました。原宿のラフォーレに有名なパジャマのお店があるんです。日本に来るたびに、パジャマを買いますね。その後はミョンウンと一緒においしいものを食べて。最後にカフェに行ったんですが、そこでパンケーキを食べました。出来上がりまで20分かかる、と言われたのですが、ホントにその価値があるなと思えるくらい美味しくて。ただ、ハプニングが起きたのは、私たち、日本のお金を持っていなかったんです! カードで大丈夫だと思って注文したんですが、使えないと! マネージャーさんに助けてもらいました!そういった点も楽しかったです。

Kei (本名 キム・ジヨン)MAIN VOCAL / 1995.03.20 / Type O
Kei (本名 キム・ジヨン)MAIN VOCAL / 1995.03.20 / Type O

――2020年に東京でオリンピックを開催することになっておりまして、キャッシュレス化は我々も大いに取り組んでいるところです。外国のお客様のご意見、ありがたくいただきます。JINさんは?

JIN  はい。Keiオンニと一緒に過ごしたんですが、ハットグを注文した後に……カードが使えないということになって! しかも店員の方がネパールの方ということで。慌てたけど、ここでもマネージャーさんが助けてくれました。そういうハプニングも含め、楽しい一日でしたね!

※2018年4月に経済産業省が発表した「キャッシュレス・ビジョン」によれば、「各国のキャッシュレス決済比率の状況」(2015年基準)では、韓国が89.1%と堂々の世界1位。背景には1999年ごろから政府の主導の下、個人消費拡大を目指すべくクレジットカードの利用を推進した点が挙げられる。筆者自身も最近韓国に1週間取材に行き、現金で支払ったのは「サッカー場の横の露店でトウモロコシを買った時だけ」ということがあった。日本円で1万円だけ両替して、使ったのは150円くらいだった。

――ソウルさんは? 

ソウル  ミジュとマネージャーさんと一緒に渋谷のテンという寿司屋に行きました。おいしいというので。

ミジュ  そこで私達褒められたでしょ? 日本語が上手いって!

ソウル  そうです。でも一緒に韓国から来た日本語の上手なマネージャーさんは……恥ずかしがっていましたね。その後は、母に買ってきてと言われていた洗顔フォームを買って。「パーフェクトホイップ」ですね。必要なものも買って。楽しく過ごしました。

ベイビーソウル Baby Soul (本名イ・スジョン) LEADER & Main Vocal / 1992.07.06 / Type O
ベイビーソウル Baby Soul (本名イ・スジョン) LEADER & Main Vocal / 1992.07.06 / Type O

――みなさん、ちなみに韓国の友達に「日本に行く」という話をしたら、どんな反応が返ってきますか?

メンバー全員  羨ましい! いいね! 私も行きたい!

――具体的にはどんなキーワードが出てきますか?

イェイン  おいしいもの!

ミョンウン  寿司。

ミジュ  お土産買ってこい! 

ソウル  パーフェクトホイップ。

ジエ  太田胃散。

イェイン  キャベジン。

スジョン  パス(おそらくは「ロイヒつぼ膏」。韓国では「コイン・パス」として有名)。

――休足時間。

スジョン  それそれ! 

ソウル  こんにゃくゼリー

――ドン・キホーテ。

ジエ  あはは。そうです! ドン・キホーテ。

スジョン  歯磨き粉。

――はい。ありがとうございます。皆様、日本を楽しんでくださっているようで何よりです。歯磨き粉、で日本の話はひとまず締めましょう。

「チャジャガセヨ」と「Rewind」。筆者が研究し尽くした成果をぶつけてみる。

――さて話を今回のアルバムのタイトル曲「チャガセヨ」の作品性のほうに持っていきましょう。ここからは、筆者がCDを聴いたり、Youtubeで研究しまくった結果を皆さんにぶつけたいです。皆さんは私たちの貴重な研究対象です。ふだんはなかなか会えない。だから、ネットで調べて、Youtubeで見まくって研究するわけです。今日はハレの舞台です。当事者の意見を聞けるわけですから。そしてかなり緊張しています。なぜなら皆さんの実物を見て、立体感が把握できないからです。いつもはYoutubeの平面上で見る人たちなので。でも今は、右から見てもいいし、左から見てもいい。どうしたらいいんでしょう。ねえ、ジエさん(たまたま彼女が筆者の一番近くに座っていた)。

ジエ  あ、はい。

――余談が長くなりました。昨年11月26日にソウルで行われたショーケース(新曲発表会)の動画を繰り返し研究しました。知ろうと思えばネットを見るしかないので。リーダーのベイビー・ソウルさん。MCの質問に対し、「この曲にはラブリーズだけの(音楽的)カラーが込められている」と話をされていました。韓国では当然、それが何か共有されているんでしょうが、日本の新しいファンのために今一度紹介してほしいです。「ラブリーズだけの(音楽的)カラー」とは何かと。

ソウル  (今のK-POPシーンでは)最近のトレンドに乗った楽曲はすごく多いと思います。印象的なパートを繰り返したり、あるいは爽快感を強く強調したり。音楽的な要素が洗練されたものだったり。いっぽう、私達の音楽はデビュー当時から、昔からの感性が込められていますよね。だからこそ、多くの年齢層のファンがいてくださるのかなと思います。そしてただかわいらしいだけ、ということではなく、そこにはかなさも込められている。そういった点も私達だけの特徴ではないかと思います。

ジエ  デビュー当時から作曲家ユニット「ONEPIECE」のユン・サン先生らがプロデュースをしてくださったんです。先生の感性と私達の感性がうまく合わさって、世代を超えて多くの方が好んでくださっているのだと思います。

ミジュ  私達のグループの特徴を色で表現するとすると、”白”だと思います。どんな色にも合わせられる。混ぜることも出来る。私達のカラーは”白”なんですよ。

――白は白自体で存在もするし、いろんなカラーに合わせられる。コンセプトを保ちながらも、様々な楽曲に合わせていけるわけですね。さて、ショーケースの動画の話の続きを。MCの方が、Keiさんの歌う「すべて伝えられずに 寂しい 私の ホンネを(トットンタンチアナソ チョラハンナエチンシム)」の部分を”核心部分”だと言う話が出ましたが、どう思いますか?

Kei  この歌の歌詞、すごく悲しいんです。「私の思いが伝わらない」という歌です。そういう意味では、このパートは歌の中の核心的な部分でもありますよね。片思いの意味が一番含まれていますよね。

(公式MV)

――では、韓国人MCの方とは少し違う、筆者の分析を聞いて下さい。11月末以来、CDを聴き、Youtubeを観まくった末に出てきた研究結果です。「あなたが好き(ニガ チョア)」という歌詞に始まるこの歌。恋愛がテーマだとすぐに分かります。しかし、相手が振り向いてくれない。分かってくれない。そういうやり取りを繰り返して、後半部分にやっとジエさんが「愛してる」と直線的に表現します。そこまで公式MV上でじつに2分29秒かかる。溜めて、溜めて、最後に言う。おじさんとすれば「うわーっ、よくぞ言った。感激するわ」となります。ここもまた大きなポイントだと思うんですが。

ジス  それほどに好きだということなんでしょうね。愛していると直説的に話をするまで、長く時間がかかっているということじゃないですか。それほどに”話者”がかなり悩んでいる様子を歌っているとも言えるんじゃないでしょうか。

歌詞全訳

――ジエさん、どうですか? そのパートを歌ったのですが。

ジエ  同じ考えです。

(あら、ピンと来ませんでした?)

――スジョンさんどうですか?

スジョン  私が思うに、この歌は、「かなり相手のことを好きで、愛している」だけど、「その気持を相手が知らずにいて、告白を出来ずにいる」「だから見つけてほしい」という歌じゃないですか。そのタイミングまで「愛している」と言えないというのは、かなり複雑な感情を表していると思います。

ジエ  そう考えると、私のパートは重要なポイントかもしれませんね。そういう分析をされた方は初めてです! ありがとうございます。

――そう。2分29秒です。この曲のものすごいターニングポイント。

ミジュ  かなり時間がかかりますね。

――よし。まあまあの反応だということで。さて、もうひとつは後続曲「Rewind」の分析です。これは「チャジャガセヨ」のアンサーソングですよね。11月26日のショーケースでは「チャジャガセヨ」について、「地上に舞い降りた女神が恋に落ち、時間が止まった。その思いを仮想の空中庭園で歌う」と説明されました。

でも、その恋には失敗したんです。「チャジャガセヨ」の英語タイトルは「Lost N Found」ですが、その愛は相手に見つけてもらえなかった。だから、後続曲の「Rewind」ではLovelyzは女神ではなく、現実世界の人間として舞い戻ったのです。泣かせますよね。「Rewind」歌詞全訳

「Rewind」は巻き戻す、という意味ですが、何を巻き戻したいのか。それは片思いが実るかも、と希望を持った時間です。上手くいかないこともある。だから時に立ち止まってもいい。だけど前に進もう。12月からの一ヶ月半の活動期間の最後に、そんなメッセージを伝えてくるなんて。本当に、本当に泣かせるなLovelyz。そう思ったものです。感動しました。

ミジュ  うーんかなり分析をされたようですが……違いますね。それ! 笑!

ミジュ Lee Mi-Joo(イ・ミジュ)SUB VOCAL, MAIN DANCER / 1994.09.23 / Type O
ミジュ Lee Mi-Joo(イ・ミジュ)SUB VOCAL, MAIN DANCER / 1994.09.23 / Type O

――うわーーーーーーーーつ。 いいねっ! 待ってましたそのリアクション。話を続けて下さい。意見を聞きたい。

同  私自身もRewind担当なので、この歌についてはいろいろと考えましたが、この歌は失恋した、といった背景は関係のない曲です。受験生、そして新しい生活を始める人たちを励まそうという曲です。深く読みすぎる必要はないのではないかと思われます。笑!

――ぶははははは! 出た! 担当者の意見! でもね、でもね、Youtubeを見てあれこれ想像して、あれこれ言い合うのは、ファンの特権でしょう。「あなたは何を根拠にそういうことを言っているのですか?」 と聞かれたなら、言い切りますよ。「ネットで見た」と。

Kei  ご覧になる方の見方もありますよね。

ミジュ  まあまあ、見てくださる方の解釈もまた正解ですから、そう捉えていただいて、心の治癒をしてくだされば、それでも私達は嬉しいです!

――治癒! Lovelyzはそういう名前のアルバムを2018年に発表しましたよね! ナイス宣伝!

一同  笑! 

2018年4月23日発売。タイトル曲はSweetune作曲の「That day」
2018年4月23日発売。タイトル曲はSweetune作曲の「That day」

――とはいえ、この分析結果をブログに書いてアップしちゃいました。まあ、書いときますよ。正しい解釈が出てきたと。

ミジュ  もちろんもちろん、私の言ってることが完全な正解ということもありませんから!

イェイン  ブログの方でも、今日のやりとりを書いておいて下さい! アドレス教えて下さい。

――今回、皆さんが1月25日から来日する前、今回の「チャジャガセヨ」の作曲家SPACECOWBOY先生のインタビューを掲載しました。素晴らしいお話をいただきました。メンバーからもメッセージをいただけますか?

スジョン  デビュー時から曲を書いてくださった先生のひとりです。私達のボーカルの特性を本当にしっかりと掴んでいただいていると思います。今回の「チャジャガセヨ」をレコーディングする時も本当に気を遣っていただいて。意欲的に取り組んでも下さいました。私達としてもとても満足の行く作品ができあがりました。常に感謝しています。

――先生から聞きましたよ。スジョンさん、レコーディングしながら泣くとか!

スジョン  いやいや~2回だけですよ! 泣いたのは!! 

スジョン Ryu Su-Jeong (リュ・スジョン)LEAD VOCAL / 1997.11.19 / Type B
スジョン Ryu Su-Jeong (リュ・スジョン)LEAD VOCAL / 1997.11.19 / Type B

――ジスさんはどうでしょうか?

ジス  とても楽しい方です。見た目がとても若い方ですよね。だからすごく親近感を感じています。すごくよく話しかけてくださるし、イジってきてくれたりもします。楽曲について聞いても、すごく的確な答えを下さって。親しく感じられながらも、すごくいろんなことを教えてくださる。そういう存在です。

彼女たちに”置き土産”を求めた。「Youtube動画の楽しみ方」。「曲の構成も楽しんでみて」(イェイン)

――話を日本のファンのことに戻しましょう。ラブリーズが韓国に去った後、日本のファンはまた、主にYoutubeやCDなどでみなさんに触れる日常生活に戻ります。今回の「チャジャガセヨ」、「Rewind」の動画を観る時のアドバイスを置き土産としていただけませんか? まずはJINさん、どうでしょう?

JIN  今回の「チャジャガセヨ」は、楽曲ももちろんダンスもすごく考えられたものです。マイクを落とすダンスがありますよね。そこはぜひ見ていただきたいです。あと曲の説明に出てくる「はかなさ」については、最年少のイェインさんがセンターで担当しているので、彼女の表情にご注目を! まあ彼女のみならず、今回の2曲は特にメンバー全員が顔の表情をどう表現するかにもこだわっています。そこをぜひ見ていただきたいです! 「Rewind」はソウルオンニが説明してくれます!

(公式MV ダンスバージョン)

ソウル  はい。歌詞に含まれているように「愛しながらも怖さを感じることもある」という点、そして「時に立ち止まりながらも前に進めばいい」という点を感じ取っていただきたいですね! 不安を感じる時に聞いていただきたい曲です。

――では最年少の大センター・イェインさん、ご説明をお願いします。

イェイン  チャジャガセヨの曲の構成は、前半部分はちょっと明るい部分もあります。「好きなの。そう言っているのも決して軽くはない」というニュアンスですよね。さらにサビ部分、そしてジエオンニが歌うブリッジ部分では真摯で、はかない部分が出てきますよね。感性的なメロディラインも出てきます。そういう構成も楽しんでいただければと思います。今までよりはるかに楽しんでいただけますよ!

――Keiさん、どうでしょう? 

Kei   今回のアルバムのタイトル「サンクチュアリ」には”安らげる場所”という意味があります。私達自身がこのアルバムを聴いていると、心が安らいでいく感じがします。だからファンの皆さんにとってもそういう存在であってほしいと思いますね。つらい時、元気を出したい時に私達の音楽を聴いてくれると嬉しいですね。

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――ああ、Lovelyzが韓国に帰ってしまうのが本当に惜しい。帰国後、韓国での今後の活動は? 

JIN  私達の立体的な姿を楽しんでいただくために、先日、VRの映像を撮影しました。

ソウル  一緒にいる感じを楽しんでいただけるという。

イェイン  VRでご覧いただけたら、右から見ても、左から見ても大丈夫です!

スジョン  ご覧になりたいメンバーもじっくり見ていただけます!

――まあ、実物を見たほうがはるかにいいっすけどね。

イェイン  だったら、飛行機のチケットを予約して、韓国に来て下さい!

ソウル  あるいは、私達が早く日本でデビューできるようにします!!

ミジュ  2月14、15、16、17日に韓国でコンサートをやります。

――あ、「冬の国のLovelyz」。それもネットで見ました。

ミジュ  そうです! ヨンセ大学です。

(その後、ミジュに対し「俺にスクープ書かせて下さい。今後の活動、どんどん言って」と言ったら、彼女は自分のスマホを取り出して、近々のスケジュールを全部言ってくれました。細かすぎて書ききれませんが。カッコいい人でした)

――さて、インタビューの締めくくりを。最後に日本のファンの皆様へのメッセージを。

ソウル  じゃあここはジスが。

ジス  はい。他の国にいながら、応援してくださっている点で、日本の皆様は大変だったり、寂しい思いもさせてしまっているのではないかと思います。お会いするのも難しいじゃないですか。だからこそたとえ短い時間になっても、日本にたくさんやってきて、皆様によい姿を見せられるように努力します。また来ますので、少し待っていて下さい!

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帰国後、彼女たちは2月14日から4日間行われる単独コンサート「冬の国のLovelyz」に臨む。メンバー全員から「絶対来て」と言っていただいた。ジエからは「オルコンしますか?(全(オール)コンサートに来ますか?)」と言われた。キュン死しそうになった。イェインには「ソウルに来て、また研究して下さい」、ベイビー・ソウルには「韓国語で書いて下さい」と言われ、泣けた。

たぶん行く。でも、はたしてソウルでの”アウェーゲーム”で分析が出来るだろうか。ちょっと自信がないが。家や電車の中。落ち着いた時間や落ち込んだ時。日本での日常のなかで彼女たちのコンテンツを見て、あれこれ想像する。周囲のファンとあれこれ言い合う。本人たちの来日時に、叶うのなら会って話をする。今回、「見て感じた結果が大外れ」というのも本当に楽しかった。それもまたよし、日本のK-POPライフ。そんなことも思ったインタビューだった。

Lovelyzは約10日間の活動を終え、2月5日に韓国に戻った。またYoutubeやCDの中の人に戻っていったのだ。そのフォルムの立体感は、頭の中のイメージで思い出そう。スマホやPCの画面を見ながら。音楽を聴きながら。彼女たちの残像とともに。

本稿写真すべて筆者撮影。

撮影協力は上からタワーレコード森ノ宮店、同、あべのHOOP店、森ノ宮店、あべのHOOP店、渋谷店、森ノ宮店、あべのHOOP店、同、お台場店、川崎店。