今絶対に食べておくべき　新宿の焼肉「最新」３軒

フードジャーナリスト

2023/7/23(日) 12:49

新宿で今行くべき焼肉店を実食して厳選

　コロナ禍も落ち着き空前の飲食店オープンラッシュを迎えている東京。外国人観光客も続々と来訪し、日本ならではのグルメに舌鼓を打っているが、寿司やラーメンなどと並んで人気を誇るのが「焼肉」だ。もちろん日本人にも焼肉は大人気。今、都内では続々と焼肉の新店がオープンしているのだ。

　都内でも一二を争う飲食店が集結するエリア「新宿」でも、今年に入って続々と焼肉専門店がオープンしている。今回は新宿に今年オープンした焼肉店を実食した中から、この夏食べに行くべき実力店を厳選してご紹介しよう。いずれも新店ながら早くも予約困難店になる可能性が高い店ばかりだ。

進化した町焼肉の最終形態『焼肉つじむら』（2023年4月オープン）

　新宿小滝橋通りから路地を入ったところに佇む、どこか懐かしさを覚える外観の焼肉店。『焼肉つじむら』は肉のプロフェッショナルが集結して、町焼肉の新たなスタイルを提案する話題の新店。町焼肉のレベルを遥かに超えた、高級焼肉店に負けずとも劣らない厳選した和牛をリーズナブルな価格で提供することで、焼肉マニアや食通の間で早くも話題になっている注目店だ。

　和牛の持つ力強い旨味を堪能出来るメニューの数々。名物の「つじむら特製赤葱タン」はたっぷりのネギと共に焼き上げる必食の逸品。一頭の牛からわずかしか取れない稀少な牛テールやツラミ（頬肉）の厚切りなど、他の焼肉店にはあまり見られないメニューも豊富に揃う。カットなどに高度な技術を要する部位も提供出来るのは、肉に精通した職人の技術があってこそ。町焼肉の最終形態がここにある。

■焼肉つじむら

東京都新宿区西新宿7-4-7

16:00〜23:00

月曜定休

川崎の人気店が歌舞伎町に登場『焼肉うしこぞう』（2023年5月オープン）

　焼肉の激戦区、川崎で人気の焼肉店『焼肉うしこぞう』。鶴見に本店を構え、焼肉店や肉割烹などを展開する『肉小憎』の姉妹店として人気のブランドが、歌舞伎町に初進出を果たした。精肉業出身のオーナーの目利きによって、正肉もホルモンも品揃えは豊富。厳選した和牛の雌牛をリーズナブルかつカジュアルに楽しむことが出来る。

　自慢の「特選上ハラミ」は独自に「干す」工程を加えることで旨味を凝縮。従来のハラミとは異なる美味しさを引き出している。厚切りのレバーやリブ芯など豪快なカットのメニューも多く、味も見た目もインパクト十分。部位によって味付けや薬味などを変えて提供するなど、焼肉の様々な楽しみ方を提案している。

■焼肉うしこぞう

東京都新宿区歌舞伎町1-4-8

17:00～23:00

無休

若者に人気のホルモン酒場『芝浦ホルモン』（2023年1月オープン）

　田町で人気のホルモン酒場『芝浦ホルモン』が満を持して西新宿にオープン。昔ながらのホルモン屋を彷彿とさせる飾り気のない「昭和レトロ」な雰囲気と、500円台を中心としたリーズナブルな価格帯で、今年オープンしたばかりだが若者を中心に早くも連日満席となる人気店となっている。

　品川の食肉市場から毎朝仕入れているホルモンは鮮度の良さが自慢。一番人気の「名物レバ焼き」は、大きくカットされた白レバーを焼いて刻んだネギと共に頬張る豪快な逸品。大きくプリプリのホルモンを自家製の味噌ダレと合わせた「味噌ホルモン」など、ハイボールやビールなどにピッタリのメニューも多く、肉と酒を気軽に楽しむことが出来る。