【緊急提言】『コロナショック』を受けている飲食店に対して、客の私たちが出来ること。

感染拡大防止に留意しながら、飲食店に足を運ぼう。(写真:アフロ)

売上げ8割減の飲食店も

 新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けての自粛ムードが、日本経済に大打撃を与えている。2月中旬頃まではインバウンド客の減少による影響のみで済んでいたものが、さらに悪化したのが2月26日に政府が「今が極めて重要な時期」として、今後2週間は全国的なスポーツ・文化イベントの開催を自粛するよう要請する考えを示したタイミング。ここから国内での自粛ムードが一気に加速し、学校の休校や在宅勤務などによって外出する人が激減。物販や飲食、交通などの消費行動が冷え込み、2003年のSARSや2008年のリーマン・ショック、さらに2011年の東日本大震災を超える「コロナショック」が日本国内を襲っている。

 飲食業界においてもその影響は大きい。外出する人が激減しているということは、外食する人も激減しているということ。政府の外出自粛要請以降、店によっては売上げが通常の6割~8割減という異常事態が続いている。売上げ減少に歯止めがかからず、メニューを絞って食材のロス率を減らしたり、営業時間を短縮して人件費を減らすなどの対応を余儀なくされている。また、飲食店の多くは薄利多売で営業を行っており、特に個人営業による飲食店は事業の存続に影響する状況に陥っている。

 感染拡大を防止することの重要性はもちろん最優先で考えるべきだが、このままでは多くの飲食店が潰れてしまう。私は飲食業界が少しでも元気になればと、先月末の自粛要請以降も外食を欠かすことなく続けている。今回の新型コロナウイルスに対する考え方や事情は人それぞれであり、私の考えや行動を推奨や強要をするものではないが、日々外食をしているという私に対して、少しでも共感して頂ける方がいるとしたら、ぜひ外食に出て頂けたらと思い、私の日々の外食における行動指針を以下に記したい。

外食に行って経済を回そう

大型店舗ではなく個人経営の小規模店舗へ

 私は不特定多数の人が集まる大きな店舗は極力避けて、個人が経営する小さな店舗に行くようにしている。ウイルスの感染防止の観点ももちろんあるが、一番の目的は個人経営店の売上げへの貢献だ。大型店舗の大半は複数店舗や複数の事業を抱える企業による運営で、個人経営店と較べると今回のコロナショックを耐え忍ぶ体力を持っている可能性が高い。

 しかし、個人経営店の多くは日々の売上げで仕入れをするようなギリギリの状況で経営しており、一週間や二週間という長期間の減収が経営を圧迫し廃業になってしまう懸念があるからだ。細かな点を言えば、地代家賃のかかっていないような地元で長年続いている個人店よりも、最近出来たばかりのお店に行ってあげたい。

少人数で行き短時間で食事を終えて二軒目へ

 私は出来るだけ少人数(2~4名)で外食に行くようにしている。また、飲み会のような長時間の滞在は極力避けて、短時間で終えられるようにしている。

 さらに少しでも多くのお店の売上げに貢献したいという思いから、私は一軒に2時間いるなら、二軒に1時間ずつという「ハシゴ」スタイルを取るようにしている。

オーダーは一品増やし、ドリンクも多めに

 これは業態にもよるが、私はオーダーをいつもよりも一品多く注文し、ドリンクもいつもより多めに頼む。例えばラーメン店などではラーメンだけのところを餃子や唐揚げを頼むとか、普段は飲まないビールやソフトドリンクを注文する。レストランなどでは料理を一皿多めに頼んで皆でシェアする。言うまでもなく客数が減っているお店の売上げを少しでも上げるためである。

外出せずに「外食」する

 昨今は『Uber eats』をはじめとする、デリバリーサービスが充実しており、個人店の多くが利用している。どうしても外出したくない、外出出来ない場合はデリバリーを利用することで、個人店の売上げに貢献することができる。外出時でもテイクアウトメニューがある店の場合は、それを利用しても良い。

 繰り返すが、あくまでもこれは私個人の行動指針である。政府の外出自粛要請を尊重し、こまめな手洗いに消毒なども行いつつ、感染拡大防止に留意しながらも、外食を続けることで飲食業界が少しでも元気になればと思っている。

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