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球団別「年長選手」トップ3。東京ヤクルト、オリックス、埼玉西武は40代が2人。阪神の最年長は33歳

宇根夏樹ベースボール・ライター
中島宏之 Mar 17, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズ、阪神タイガースの球団最年長は、昨年とは違う選手だ。

 中日は、谷元圭介(1985年1月28日生まれ)の引退により、大島洋平(1985年11月9日生まれ)が最年長になるかと思われた――短期間ながらそうなったという見方もできる――が、大島よりも年長の中島宏之(1982年7月31日生まれ)が加入した。一方、読売は、最年長だった中島がいなくなり、2番目に高齢だった松田宣浩(1983年5月17日生まれ)が引退したことで、長野久義(1984年12月6日生まれ)が最年長に繰り上がった。

 横浜DeNAは、藤田一也(1982年7月3日生まれ)が引退し、大和(1987年11月5日生まれ)が最年長となった。阪神の最年長は、二保旭(1990年5月18日生まれ)から西勇輝(1990年11月10日生まれ)に。二保は、引退しておらず、育成選手として千葉ロッテ・マリーンズに入団した。千葉ロッテでは、上から10番目の年齢だ。また、千葉ロッテの育成選手のなかでも、最高齢ではない。石川歩(1988年4月11日生まれ)に次ぐ。

 各球団の年長トップ3は、以下のとおり。

筆者作成
筆者作成

 福岡ソフトバンク・ホークス、オリックス・バファローズ、広島東洋カープ、千葉ロッテは、球団最年長だけでなく、2番目と3番目の選手も、昨年と変わっていない。

 東京ヤクルト・スワローズ、オリックス、埼玉西武ライオンズは、シーズン年齢(6月30日時点)が40歳以上の選手を2人ずつ擁する。また、中日は38歳以上が3人、千葉ロッテは37歳以上が3人だ。

 1980年代生まれの人数は、中日と千葉ロッテの9人が最も多い。対照的に、阪神は皆無。北海道日本ハム・ファイターズも、1980年代に生まれた選手は、宮西尚生(1985年6月2日生まれ)しかいない。

 なお、40歳以上のメジャーリーガーについては、こちらで書いた。

「40歳以上の現役メジャーリーガーたち。投手はバーランダーだけではないが、打者は皆無!?」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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