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菊池雄星とダニエル・ボーゲルバックが再びチームメイトに!? ボギーがジェイズとマイナーリーグ契約

宇根夏樹ベースボール・ライター
ダニエル・ボーゲルバック Aug 22, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ダニエル・ボーゲルバックは、トロント・ブルージェイズに入団するようだ。ファンサイデッドのロバート・マリーが契約の合意を報じ、その後、ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマンは、マイナーリーグ契約のノン・ロースター・インバイティ(キャンプ招待選手)、と伝えている。

 昨年は、ニューヨーク・メッツで104試合に出場し、打率.233と出塁率.339、13本塁打を記録した。今オフ、メッツにノンテンダーとされ、FAになった。

 4年前にも、ボーゲルバックは、ブルージェイズに在籍している。ただ、この時は、ホームランだけでなく、ヒットも打っていない。2試合に出場し、4打数0安打。8月24日にシアトル・マリナーズからブルージェイズへ移り、9月3日にブルージェイズからミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した。

 ブルージェイズの前に在籍したマリナーズでは、2016~20年に36本塁打を記録した。そのうちの30本は、2019年に打った。

 また、現在のブルージェイズには、菊池雄星がいる。菊池とボーゲルバックは、2019~20年にマリナーズでチームメイトだった。ジ・アスレティックのコリー・ブロックらによると、菊池の息子のミドル・ネーム、ダニエルは、ボーゲルバックにちなんでいるという。

 数え間違いがなければ、菊池が登板した試合で、ボーゲルバックは、7本塁打を記録している。14.6打数に1本だ。マリナーズ時代の打数/本塁打は、菊池の登板試合を除くと、18.6打数/本となる。昨年は、21.2打数/本だった。

 もっとも、ボーゲルバックがブルージェイズでメジャーリーグに昇格し、菊池とともにプレーできるかどうかは、定かではない。ブルージェイズの一塁とDHには、それぞれ、ブラディミール・ゲレーロJr.ジャスティン・ターナーがいる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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