ガルシアとシャーザーがWSのロースターから外れる。その穴をどう埋める!?
10月31日、ワールドシリーズ第4戦の前に、テキサス・レンジャーズは、先発投手のマックス・シャーザーと外野手のアドリス・ガルシアをロースターから外し、リリーフ投手のブロック・バークとユーティリティのエジキル・デュランをロースターに加えた。
前日、シャーザーとガルシアは、どちらも腰を痛め、試合の途中で退いた。ポストシーズンのシリーズ中に怪我人が出た場合、ロースターの入れ替えはできるが、そこでロースターから外れた選手は、シリーズが終わるまで復帰できない。
ここから、レンジャーズは、シャーザーとガルシアを欠いたまま、初のワールドシリーズ優勝をめざす。現時点では2勝1敗だ。
シャーザーの離脱は、痛手にならないかもしれない。第3戦から中4日の場合、登板は第7戦だ。第4戦の先発マウンドには、アンドルー・ヒーニーが上がっている。おそらく、短めにつないでいくつもりだろう。第5戦はネイサン・イオバルディ、第6戦はジョーダン・モンゴメリーが投げるはずだ。
一方、ガルシアは、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズの第4戦からワールドシリーズの第1戦まで、5試合続けてホームランを打ち、ここ2試合は無安打ながら、第3戦の2回裏には、ライトからの送球でアリゾナ・ダイヤモンドバックスの先制点を阻み、シャーザーを援護した。
ブルース・ボウチー監督は、第4戦のライトに、トラビス・ジャンコウスキーを起用している。ロビー・グロスマンやデュランという選択肢もあったが、守備を重視したようだ。
一方、ラインナップの3番~5番は、第1戦と第2戦のエバン・カーター、ガルシア、ミッチ・ガーバーと第3戦のガルシア、カーター、ガーバー、どちらも同じ3人から、第4戦は、ガーバー、カーター、ジョシュ・ヤングとしている。前の3試合とも、ヤングの打順は8番だった。
ちなみに、マーカス・シミエンとコリー・シーガーの1番と2番は、変わっていない。
ヤングは、メジャーリーグ2年目のルーキーだ。今シーズンは、出塁率.315ながら23本塁打を記録し、ポストシーズンでも3本。1本目はディビジョン・シリーズの第1戦、2本目と3本目はリーグ・チャンピオンシップ・シリーズの第3戦に2打席続けて打った。