広島東洋のCS進出ライン。「8試合で4勝」だけでなく「3勝3敗2分」や「1勝1敗6分」でも3位以上
9月17日を終え、広島東洋カープは、リーグ2位に位置している。残る8試合中4試合に勝つと、3位の横浜DeNAベイスターズと4位の読売ジャイアンツのここからの勝敗に関係なく、クライマックス・シリーズ(CS)進出となる。
あとの3チームのうち、阪神タイガースはすでにリーグ優勝を決めていて、東京ヤクルト・スワローズと中日ドラゴンズがCSへ進む可能性は消滅している。
2~4位にいる3チームの勝敗(勝率)は、広島東洋が71勝60敗4分(.542)、横浜DeNAが67勝62敗3分(.519)、読売は65勝65敗2分(.500)だ。
読売が残り11試合のすべてに勝った場合、シーズン全体の勝率は.539(76勝65敗2分)。それに対し、広島東洋は、4勝4敗でもシーズン勝率.540(75勝64敗4分)だ。横浜DeNAに追い抜かれたとしても、読売には追い抜かれないので、4位にはならない。
また、広島東洋は、3勝以下でも、CS進出が確定となるパターンがいくつかある。残る8試合の白星(3勝以下)と黒星と引き分け、シーズン全体の白星と黒星と引き分けと勝率は、以下のとおり。
「3勝0敗5分」と「3勝1敗4分」と「3勝2敗3分」と「3勝3敗2分」、「2勝0敗6分」と「2勝1敗5分」と「2勝2敗4分」、「1勝0敗7分」と「1勝1敗6分」、「0勝0敗8分」なら、シーズン勝率は.540を超える。
白星の数にかかわらず、ここからの8試合で負け越さなければCS進出、ということだ。
もちろん、負け越しても、CS進出の可能性はある。
なお、読売がここから11勝0敗の場合、そこには、広島東洋を相手に挙げた1勝――広島東洋からすると1敗――が含まれるため、広島東洋の3勝以下のパターンうち、「3勝0敗5分」と「2勝0敗6分」と「1勝0敗7分」と「0勝0敗8分」は起きない。