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史上101人目のシーズン50二塁打に到達。あと33試合で10本打つと史上7人目の60二塁打

宇根夏樹ベースボール・ライター
フレディ・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)Aug 27, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月27日、フレディ・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)は、1打席目と3打席目に、シーズン49本目と50本目の二塁打を打った。ライトへ飛んだ2打席目の打球も、二塁打になってもおかしくなかったが、アレックス・バーデューゴ(ボストン・レッドソックス)の好守に阻まれた。

 今シーズン、40二塁打以上の選手は、フリーマンだけだ。

 一方、1シーズンに50本以上の二塁打を打った選手は、フリーマンの前に、延べ100人を数える。そのうちの6人は、60本に到達した。

 1926年にジョージ・バーンズが64本、1931年にアール・ウェブが67本、1932年にポール・ウェイナーが62本、1934年にハンク・グリーンバーグが63本、1936年にジョー・メドウィックチャーリー・ゲーリンジャーが64本と60本を記録している。

 フリーマンが50二塁打に達したのは、ドジャースのシーズン129試合目だ。残りは、あと33試合。ここまでの2.58試合に1本を、162試合に換算すると、シーズン全体の本数は62~63本となる。

 もっとも、これは、あくまでもペースだ。フリーマンの二塁打を月ごとに分けると、5月は17本を記録し、8月もすでに15本だが、他の月は、それらの半数に満たない。4月が6本(3月の2試合は0本)、6月が5本、7月は7本だ。

 60二塁打まで5本以下に迫った、直近の10人は、以下のとおり。

筆者作成
筆者作成

 リストに記載している本数は、チームが129試合目を終えた時点(129G)とシーズン全体(Season)の二塁打だ。2019年のニック・カステヤノス(現フィラデルフィア・フィリーズ)は、デトロイト・タイガースで37本とシカゴ・カブスで21本。129試合の45本は、カブスが129試合を終えた時点におけるシーズン本数、37本+8本=45本だ。

 1999年のクレイグ・ビジオと2009年のブライアン・ロバーツ――ともに56二塁打――以外の8人は、チームの130試合目以降に二桁の二塁打を記録している。

 2000年のトッド・ヘルトンは、コロラド・ロッキーズの155試合目に打った二塁打で60本にリーチをかけながら、次の1本が出なかった。156試合目以降の7試合は、打率.273(22打数6安打)と出塁率.429、長打はホームランが4本だ。シーズン全体では、打率.372(580打数216安打)と出塁率.463を記録し、42本のホームランを打った。

 ちなみに、日本プロ野球のシーズン最多は、2001年に谷佳知が記録した52二塁打だ。50二塁打以上は他に1人、2003年に50本の福浦和也しかいない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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