大谷翔平は三塁打もリーグ・トップに。同じシーズンに「本塁打王&三塁打王」なら史上何人目!?
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6月28日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、最初の打席に三塁打を記録した。今シーズン、5本目の三塁打だ。これにより、リーグ・トップの2人、ケビン・キアマイアー(トロント・ブルージェイズ)とアーメッド・ロザリオ(クリーブランド・ガーディアンズ)に並んだ。
大谷の28本塁打は、両リーグで最も多い。まだ、レギュラーシーズンは半分を過ぎたところだが、本塁打王と三塁打王をどちらも獲得すれば、1978年に46本塁打と15三塁打のジム・ライス以来となる。
同じシーズンに本塁打王と三塁打王は、極めて少ない。ナ・リーグとア・リーグを合わせ、延べ8人しか記録していない。1880年と1891年のハリー・ストービー、1902年のトミー・リーチ、1904年のハリー・ラムリー、1928年のジム・ボトムリー、1955年のウィリー・メイズとミッキー・マントルに、1978年ライスがそうだ。
過去100年に限ると4人。過去50年は、今から45年前のライスだけだ。また、110年以上前の4人は、いずれも、ホームランよりも三塁打のほうが多かった。
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ちなみに、1955年以降の3人は、ホームランと三塁打だけでなく、長打率とOPSもリーグ・トップだった。1955年の2人は、ウィリー・メイズが.659と1.059、ミッキー・マントルは.611と1.042。1978年のライスは.600と.970を記録した。
さらに、マントルは、113四球と出塁率.431もリーグ1位。ライスは、213安打と139打点もリーグで最も多く、MVPに選ばれた。
ボトムリー、メイズ、マントル、ライスの4人は、いずれもMVPを受賞したことがあり、殿堂入りもしている。