Yahoo!ニュース

アルバレスは並んでいた大谷に1本差をつける。一方、エンジェルスはアストロズとの差を1ゲーム縮める

宇根夏樹ベースボール・ライター
ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)Jun 7, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月7日、ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)は、4回表にホームランを打ち、シーズン本塁打を17本とした。一方、前日のホームランでアルバレスに並んだ大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、1回裏に二塁打を記録したものの、ホームランは打たなかった。

 ア・リーグ本塁打トップ3の顔ぶれは、前日と変わらず、19本塁打のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が1位も同じながら、2位に並んでいた2人のうち、17本塁打のアルバレスが2位、16本塁打の大谷は3位となった。ジャッジは、この日、6月4日まで遡って故障者リストに入った。

 15本塁打のアドリス・ガルシア(テキサス・レンジャーズ)は、4位のままだ。13本塁打で5位に並んでいた4人のうち、ボー・ビシェット(トロント・ブルージェイズ)とマイク・トラウト(エンジェルス)は、14本目のホームランを打った。ラファエル・デバース(ボストン・レッドソックス)は、シングル・ヒットが2本。ルイス・ロバートJr.(シカゴ・ホワイトソックス)は、試合が翌日に順延となった。6月8日にダブルヘッダーが催される。

 本塁打ランキングにおけるアルバレスと大谷と同様に、それぞれのチーム、アストロズとエンジェルスも、ア・リーグ西地区の2位と3位に位置している。

 アストロズは、アルバレスのホームラン以外に得点がなく、2対3でトロント・ブルージェイズに敗れた。エンジェルスは、6対2でシカゴ・カブスに勝った。この結果、アストロズとエンジェルスの差は、4.5ゲームから3.5ゲームに縮まった。

 ワイルドカード・レースにおいて、アストロズはヤンキースと並び、ボルティモア・オリオールズに次ぐ2番手にいる。なので、エンジェルスは、ポストシーズン進出圏内のチームまでの差も、3.5ゲームということになる。ちなみに、西地区の首位にいる、レンジャーズとの差は8ゲームだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

宇根夏樹の最近の記事