ジャンセンと同じく、キンブレルも400セーブ目を古巣から挙げる。どちらも相手はブレーブス
5月26日、クレイグ・キンブレル(フィラデルフィア・フィリーズ)は、2点差の9回裏に登板し、外野フライ、外野フライ、四球、内野ゴロで試合を終わらせ、史上8人目の400セーブに到達した。
この試合の相手は、アトランタ・ブレーブスだった。キンブレルは、2008年のドラフトでブレーブスから3巡目・全体96位指名を受け、2010年にメジャーデビュー。2015年の開幕直前にサンディエゴ・パドレスへ移るまで、ブレーブスに在籍した。400セーブのうち、半数近い186セーブは、ブレーブス時代に記録している。
今月10日には、ケンリー・ジャンセン(ボストン・レッドソックス)も、400セーブに到達した。こちらも、400セーブ目の相手は、古巣のブレーブスだ。最初の350セーブをロサンゼルス・ドジャースで記録した後、昨シーズン、ジャンセンはブレーブスで41セーブを挙げた。
ジャンセンとキンブレルの400セーブ目は、ブレーブスの本拠地、トゥルーイスト・パークという点も共通する。
彼らの前に、400セーブに到達した6人のうち、その相手が古巣だったのは、リー・スミス(478セーブ)だけだ。1993年9月17日の試合で、1988~90年に在籍したボストン・レッドソックスを相手にセーブを挙げ、史上初めて400セーブを記録した投手となった。
また、あとの5人も、スミスと同じく、400セーブ目の相手はブレーブスではなかった。5人目のビリー・ワグナー(422セーブ)は、ラスト・イヤーの2010年に、ブレーブスで400セーブ目を挙げている。
他の400セーブ以上は、2人目がジョン・フランコ(424セーブ)、3人目がトレバー・ホフマン(601セーブ)、4人目がマリアーノ・リベラ(652セーブ)、6人目はフランシスコ・ロドリゲス(437セーブ)だ。リベラは、キャリアのすべてをニューヨーク・ヤンキースで過ごしたので、古巣からセーブを挙げようがなかった。
なお、先月を終えた時点で、ジャンセンとキンブレルは、397セーブで並んでいた。それについては、こちらで書いた。