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ソトが10本目のホームランを打ち、ヤンキースに「二桁本塁打トリオ」が誕生する。両リーグ一番乗り

宇根夏樹ベースボール・ライター
ホアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)May 18, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月18日、ニューヨーク・ヤンキースは、6対1でシカゴ・ホワイトソックスに勝ち、12日からの連勝を6に伸ばした。今月に入ってから、連敗は一度もなく、16試合で13勝を挙げている。

 この試合のホームランは、ヤンキースが4本、ホワイトソックスは0本。1回裏にホアン・ソト、2回裏にホゼ・トレビーノ、3回裏にジャンカルロ・スタントン、5回裏にソトが再び打った。ソトのホームランは、シーズン10本目と11本目、トレビーノは5本目、スタントンは11本目だ。

 彼らのチームメイトであるアーロン・ジャッジは、前日までに12本塁打を記録している。1回裏にソトが打ったホームランにより、ヤンキースには、二桁本塁打トリオが誕生した。

 前日の時点で、各チームの二桁本塁打は、2人が最も多かった。ロサンゼルス・ドジャースが13本の大谷翔平と11本のテオスカー・ヘルナンデス、ヤンキースが12本のジャッジと10本のスタントン、クリーブランド・ガーディアンズが12本のジョシュ・ネイラーと10本のホゼ・ラミレス、オークランド・アスレティックスはブレント・ルッカーシェイ・ランガリアーズが10本ずつだ。ヤンキース以外の3チームは、5月18日の試合がまだ始まっていない。

 ドジャースでは、マックス・マンシーが9本塁打を記録しているが、右脇腹を痛め、5月17日に故障者リストへ入った。ドジャースで4番目にホームランが多いのは、8本のムーキー・ベッツだ。

 ガーディアンズとアスレティックスに二桁本塁打トリオが生まれるのは、両チームとも、しばらく先になるかもしれない。ガーディアンズは、ネイラーとラミレスの他に、5本以上のホームランを打っている選手がいない。アスレティックスも、ガーディアンズとそう変わらない。ルッカーとランガリアーズに次ぐのは、5本のJJ・ブレデイだ。

 なお、ドジャースの8本塁打以上が4人は、どのチームよりも多い。7本塁打以上が4人は、ドジャースを含めて3チーム。ボルティモア・オリオールズは、13本のガナー・ヘンダーソンと9本のアドリー・ラッチマンに、7本のアンソニー・サンタンダージョーダン・ウエストバーグを擁する。ヤンキースでは、アンソニー・リゾーが7本のホームランを打っている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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