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レンジャーズはシーガー、アストロズはアルトゥーベが復帰間近。同地区のエンジェルスとマリナーズは…

宇根夏樹ベースボール・ライター
コリー・シーガー(テキサス・レンジャーズ)Mar 30, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 コリー・シーガー(テキサス・レンジャーズ)の復帰は、目前に迫っている。

 左の太腿裏を痛め、4月12日から故障者リストに入っているが、5月11日~13日にAAでリハビリ出場。1試合目と3試合は、遊撃の守備にもついた。ダラス・モーニング・ニューズのエバン・グラントは、5月15日に「クリス・ヤングGMによると、シーガーは今日復帰しないものの、数日中にそうなる」とツイートした。

 ホゼ・アルトゥーベ(ヒューストン・アストロズ)も、シーズン初出場が近づいている。

 アルトゥーベは、ワールド・ベースボール・クラシックで受けた死球により、右手の親指を骨折し、手術を受けた(「WBCの死球骨折により、11年連続の開幕スタメンが途切れる。継続中の最長は…」)。こちらは、シーガーより1日遅く、5月12日からAAAで3試合に出場。二塁、DH、二塁の出場パターンも、シーガーと同様だ。スポーツ・トーク790のマイケル・コナーによると、アルトゥーベはAAに移り、あと数試合、リハビリ出場を続けるという。メジャーリーグでプレーするのは、週末からになりそうだ。

 2人とも、レギュラーのミドル・インフィルダーというだけではない。チームの主力選手の一人だ。シーガーは、今シーズンが10年3億2500万ドルの契約2年目。昨シーズンは、出塁率こそ.317と低かったものの、33本のホームランを打ち、それまでの自己最多を7本も上回った。アルトゥーベは、7年1億6350万ドルの6年目。昨シーズンは、28本塁打と出塁率.387に加え、39二塁打と18盗塁も記録した。

 シーガーを欠きながらも、レンジャーズの1試合平均6.20得点は、僅差でタンパベイ・レイズを凌ぎ、両リーグで最も多い。一方、アストロズの1試合平均4.32得点はア・リーグ10位。西地区の5チーム中、4番目に少ない。

 また、両チームと同じア・リーグ西地区では、ロサンゼルス・エンジェルスにも、近日中にジャレッド・ウォルシュが戻ってくる。シーガーやアルトゥーベのようなビッグ・ネームではない上に、昨シーズンは不振だったとはいえ、レギュラー1年目の2021年に、ウォルシュは30本塁打まで1本に迫った。

 アルトゥーベと同じく、ウォルシュも5月12日からAAAの3試合――アルトゥーベとは別の試合――に出場している。故障ではなく、頭痛と不眠症による出遅れなので、確実とは言い難いが、順調にいけば、ウォルシュも週末にシーズン初出場となるだろう。

 エンジェルスの1試合平均5.19得点はリーグ5位だ。ただ、アンソニー・レンドーンは、左足の付け根を痛め、5月15日に――前日まで遡って――故障者リストに入った。今シーズン、レンドーンは、1本しかホームランを打っていないものの、出塁率.415を記録している。

 シアトル・マリナーズには、シーガーとアルトゥーベだけでなく、ウォルシュのような選手も見当たらない。

 マリナーズの1試合平均4.49得点はリーグ9位。ジャレッド・ケルニックがブレイクしている一方で、フリオ・ロドリゲステオスカー・ヘルナンデスの出塁率は.290に満たず、エウヘニオ・スアレスは3本塁打にとどまっている。

 現在、レンジャーズは、ア・リーグ西地区の首位に位置する。2位のアストロズとは3ゲーム差だ。2位から4位までの3チーム、アストロズ、エンジェルス、マリナーズは、横並びに近い。

 オークランド・アスレティックスは、シーズン120敗を超えるペースで黒星を積み重ねている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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