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日本人選手の連続試合安打・歴代トップ20。吉田正尚の16試合連続は16位タイ。上位はイチローが独占

宇根夏樹ベースボール・ライター
吉田正尚(ボストン・レッドソックス)May 9, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月9日、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)は5打数0安打に終わり、4月20日からの連続試合安打は16で途切れた。

 16試合連続安打は、今シーズン3番目の長さ。マウリシオ・デュボン(ヒューストン・アストロズ)の20試合連続安打(4月2日~26日)とブライソン・スタール(フィラデルフィア・フィリーズ)の17試合連続安打(3月30日~4月18日のダブルヘッダー1試合目)に次ぐ。スタールのストリークは、開幕戦からスタートした。前年は、レギュラーシーズン最後の試合で1打数0安打だった。

 日本人選手による連続試合安打の歴代トップ20は、以下のとおり。

筆者作成
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 吉田のストリークは、16位タイに位置する。19試合以上続けてヒットを打ち続けたのは、イチローしかいない。イチロー以外では、田口壮大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の18試合連続安打が最も長い。田口の場合、ストリーク中の出場は19試合。その4試合目は、8回表からレフトの守備につき、打席には立たなかった。

 また、ストリーク中に5本のホームランを打ったのは、2005~06年の松井秀喜と今シーズンの吉田だけだ。他のストリークは、いずれも3本を超えていない。吉田は、二塁打も5本記録している。ストリーク中に10本以上の長打は、イチローの2度に続く。2001年の23試合連続安打が長打12本(三塁打4本と二塁打8本)、2009年の27試合連続安打は長打11本(ホームラン3本と二塁打8本)だ。

 なお、吉田の連続試合安打がストップし、継続中のメジャーリーグ最長は、ルイス・アライズ(マイアミ・マーリンズ)の12試合連続安打となった。

 アライズは、5月10日の試合に出場していて、ここまではヒットを打っていない。3打数0安打だ。直近の打席は、8回表に三振を喫した。ただ、アライズのストリークは、まだ継続する可能性が残っている。試合は、これを書いている時点で8回裏に入ったところ。スコアは、4対4の同点だ。

【追記:5/11】

 アライズの連続試合安打は、12でストップした。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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