ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の優勝メンバーのうち、ダルビッシュ有はサンディエゴ・パドレス（ナ・リーグ西地区）、大谷翔平はロサンゼルス・エンジェルス（ア・リーグ西地区）、吉田正尚はボストン・レッドソックス（ア・リーグ東地区）、ラーズ・ヌートバーはセントルイス・カーディナルス（ナ・リーグ中地区）に在籍している。

　メジャーリーグは、３月30日に開幕を迎える。彼らが在籍するチームの対戦は、以下のとおり。左のチームがアウェー、右はホーム。月日は現地だ。

■４月14日、15日、16日、17日■

エンジェルス（大谷）対レッドソックス（吉田）

ボストン（フェンウェイ・パーク）

■５月２日、３日、４日■

エンジェルス（大谷）対カーディナルス（ヌートバー）

セントルイス（ブッシュ・スタジアム）

■５月12日、13日、14日■

カーディナルス（ヌートバー）対レッドソックス（吉田）

ボストン（フェンウェイ・パーク）

■５月19日、20日、21日■

レッドソックス（吉田）対パドレス（ダルビッシュ）

サンディエゴ（ペトコ・パーク）

■５月22日、23日、24日■

レッドソックス（吉田）対エンジェルス（大谷）

アナハイム（エンジェル・スタジアム）

■７月３日、４日、５日■

エンジェルス（大谷）対パドレス（ダルビッシュ）

サンディエゴ（ペトコ・パーク）

■８月28日、29日、30日■

パドレス（ダルビッシュ）対カーディナルス（ヌートバー）

セントルイス（ブッシュ・スタジアム）

■９月22日、23日、24日■

カーディナルス（ヌートバー）対パドレス（ダルビッシュ）

サンディエゴ（ペトコ・パーク）

　５月12日～14日の３試合は、ヌートバーと吉田のどちらも野手（外野手）だが、それ以外の試合は、いずれも、投手と打者として対戦する可能性がある。ヌートバーと吉田の場合、対戦ではないものの、それに近いものとしては、一方がもう一方のヒットを阻む場面や、一方が外野からの送球でもう一方を刺す場面が考えられる。

　また、このままいくと、大谷は、シーズン終了後にＦＡとなる。その前に、夏のトレードで移籍すれば――そうなっても、オフにＦＡとなることは変わらない――WBC優勝メンバーの対戦カードは、さらに増えるかもしれない。ダルビッシュ、吉田、ヌートバーの誰かと、大谷がチームメイトになることもあり得る。

　なお、ダルビッシュ対ヌートバーは、昨年６月１日に３打席。当然ながら、この時は、WBCでともにプレーし、ともに優勝を味わうとは思ってもいなかったはずだ。その結果は、３打数０安打。内野ゴロ（併殺打）、外野ライナー、見逃し三振だった。