韓国は盗塁失敗で試合終了。刺されたエドマンは2年連続30盗塁以上。昨年の失敗は3度だけ
3月9日に行われた、韓国とオーストラリアの試合は、7対8で韓国が敗れた。
8回表を終え、4点リードされていた韓国は、8回裏に3点を入れ、1点差に詰め寄った。そして、9回表を3人で終わらせ、9回裏を迎えた。
先頭打者のトミー・エドマン(セントルイス・カーディナルス)が、レフト前ヒットで出塁。金河成/キム・ハソン(サンディエゴ・パドレス)と李政厚/イ・ジョンフ(キウム・ヒーローズ)が2人続けてライト・フライに倒れた後、二盗を試みたエドマンが刺された。
エドマンは、2019年6月にメジャーデビューした。年齢は、今年5月に28歳となる。
アウトになれば、試合終了の場面だった――実際にそうなった――ものの、二塁へ進むことができていれば、シングル・ヒットで同点のホームを踏む可能性も大いにあった。
しかも、エドマンは、2021年と2022年に、それぞれ、30盗塁と32盗塁を決め、盗塁死は5度と3度しかなく、盗塁成功率85.7%と91.4%を記録している。昨年、盗塁と盗塁死の合計が20以上の38人中、盗塁成功率がエドマンより高かった選手は、どちらも95.5%(21盗塁/盗塁死1度)のJ.T.リアルミュート(フィラデルフィア・フィリーズ)とマイルズ・ストロウ(クリーブランド・ガーディアンズ)しかいない。
なお、カーディナルスでエドマンとともにプレーしているラーズ・ヌートバーは、エドマンのようなスピードスターではない。過去2シーズンに計6盗塁と盗塁死2度だ。
3月10日、エドマンとヌートバーは、それぞれ、韓国と日本のメンバーとして、同じ試合に臨む。