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ここ3年に計100本塁打以上は村上宗隆と岡本和真の2人。2020-22本塁打ランキング・トップ20

宇根夏樹ベースボール・ライター
村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)November 14, 2022(写真:つのだよしお/アフロ)

 村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)と岡本和真(読売ジャイアンツ)は、2020~22年のここ3シーズンに、計100本以上のホームランを打っている。

 村上は、2020年が28本、2021年が39本、2022年は56本で計123本。岡本は、31本、39本、30本で計100本だ。

 ここ3シーズンの合計本塁打トップ20は、以下のとおり。

筆者作成
筆者作成

 村上と岡本に次ぐのは、計89本の山川穂高(埼玉西武ライオンズ)だ。ここ3シーズンのいずれかに本塁打本塁打王を獲得した選手は、この3人以外に2人いる。2020年のパ・リーグ本塁打王、浅村栄斗(東北楽天ゴールデンイーグルス)は、計77本で丸佳浩(読売)と並ぶ5位。2021年のパ・リーグ本塁打王、杉本裕太郎(オリックス・バファローズ)は、計49本でタイラー・オースティン(横浜DeNAベイスターズ)とタイの16位に位置する。

 本塁打本塁打王を獲得していない選手のなかでは、柳田悠岐(福岡ソフトバンク・ホークス)の計81本が最も多い。柳田のシーズン本塁打は、2020~22年のいずれも、パ・リーグ3位。その前も、本塁打王にはなっていない。34本の2015年と31本の2017年は3位タイ、36本の2018年は2位だ。

 計63本の鈴木誠也(現シカゴ・カブス)とネフタリ・ソト(横浜DeNA)のうち、鈴木は、今シーズン、メジャーリーグで打った14本のホームランを含めると、ここ3シーズンの合計は77本となる。

 2021年にデビューした牧秀悟(横浜DeNA)は、チームメイトの宮﨑敏郎がここ3シーズンに打ったのと同じ本数のホームランを、2シーズンで記録している。牧の計46本は、同年デビューの佐藤輝明(阪神タイガース)より2本多い。佐藤は、2021年が24本、2022年は20本で計44本。ここ3シーズンの21位に位置する。

 ここ3シーズンに計40本塁打以上は、佐藤を含む21人の他に3人。坂本勇人(読売)と島内宏明(東北楽天)が計43本、栗原陵矢(福岡ソフトバンク)は計40本だ。坂本は、その直前の2019年に40本のホームランを打っている。

 なお、岡本のここ3シーズンの本数は、村上と比べると23本少ないものの、その前の2018~19年を含め、5年連続30本塁打以上を記録している。このストリークについては、今シーズンの開幕前にこちらで書いた。

「岡本和真がリーチをかける「5年連続30本塁打」は誰が達成しているのか。原辰徳は4年でストップ」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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